みなさまお久しぶりでございます
一部では健康不安説も取り沙汰されたようですが、ずっと元気でおりました ただただ忙しかっただけです
新しい事業を立ち上げたばかりなので、取り組むべき課題が多すぎて趣味どころではなかったということです
明日も日曜日ではありますが、早朝から仕事に出かけます
ブログ非公開のオーダー品にも予想外の手間がかかっていましたが、最後の塗装工程に入ったことで乾燥や研磨までの間に次のオーダー品の作業もスタートしました。
ブログの記事の方は作りかけのギターでストップしていますが、この間に別の持ち込みオーダーが次々と持ち込まれているので、当面その記事が続くことになりそうです
いい訳はこれくらいにして、表題のギター行ってみます
FENDER社には正式名称が無いために便宜上「ミュージックランダー」「スウィンガー」「アロー」などと呼ばれているギターになります。不人気で余剰在庫となったBASSⅦのボディー材を再加工し、ミュージックマスターのパーツを取り付けて1969年頃少数作られました。
20年くらい前までは安く買えましたが、野村ヨッちゃんのコレクションで注目されるようになり、似たようなモデルが新たに作られるようになりました。
今回の依頼主は、このボディー材を入手されたということで、これをベースに何とか使える1台にしたいという相談です。
どこの工房が製作したものか不明ですが、重量のあるアッシュ材で、オリジナルとは異なってシンクロトレモロ用のザグリが施され、2PU&セレクタースイッチの装備も前提されているようです
オーダー内容は・・・
① ピックアップはリアの1発(ダブルレールタイプ)で、セレクター やトーンは無し。
② ブリッジはザグリを埋めてハードテイル仕様に変更。テレギブのように短く切断したテレ用ブリッジを装備。
③ 費用節減のため、ネックはPLAYTECKのストラトの物を流用。ヘッドは参考画像のように整形。ペグはGOTOH製クルーソンタイプに換装。ナットも牛骨で作り直し。
④ カラーはサーフグリーン
①は電装系の作業なので後回し
②はシンクロ用のザグリを埋めるという厄介な作業が必要ですが、その作業は昨日・今日でほぼ終え、タイトボンドが乾くのを待っている状態です。
ブリッジも今日製作しました
以前にも記事にしましたが、安テレのブリッジはトップローディング用の穴の位置が高くて弦に充分なテンションがかからないので、ボディー面ギリギリの位置に新しい穴を開けておきます。
③のネックの作業に入ります。同梱で送られてきたのは画像のギター。
ほぼ新品ですが、ネックや電装系などはこのギターから移殖してほしいとのことです
つい先日テレタイプのTL250を入手してテレヘッドに整形したばかりですね
実はこの依頼主さまは、その改造TL250をヤフオクで落札してくださったご本人でもあります
「このような形状に整形してほしい」ということで送っていただいた画像がコレ
画像小さいけど・・・
だいたいこのような感じでよろしいでしょうか
亀甲ペグはやや幅が広いため、クルーソンタイプを移植すると1㎜ほど隙間が空きますが、少し頭の大きいネジを使えば問題ありません
あと2週間ほど、などと書いても3週間は見てないと予想外のハードルにブチ当たるんですけどね