平行作業中の物が多いので、あちこち飛びます
昨年末にボディーのみ落札し、正月に実家に持ち帰って塗装を剥いだバッカスのOPBタイプで、およそ3万円前後で流通していたモデルです。明るいグリーンメタリックが本家にはないオシャレなカラーです
これをまた以前に製作したようなスティング風のハゲハゲに仕上げます
ボディーのみ入手したのには理由があります
バッカスのこのモデルは、ネックがジャズベースと同じ38㎜のスリムネックだったのですが、本家OPBはよく知られているように太いネック(約44㎜)を持っています。
1957年のモデルチェンジ後もしばらくそのサイズが踏襲され、それは60年登場のジャズベースに約38㎜のナローネックが採用されてからも変わらなかったようですが、68年に至ってストラト等と同じBネック(約41㎜)が標準になったようです。
国産や中国製に44㎜のワイドネックはないので、せめてプレべのネックを流用してOPBヘッドに改修しようと考えたのです
ストックの中にあった中国製と思われるプレべ用ネックですが、ナット幅はまさにBネックの41㎜強あります。
(※1と5/8インチ=41.275㎜)
ヘッドの形状だけではなく、ネックエンドも直線に整形します。
整形していて気付いたのですが…
このネック、ワンピースネック風にロッドを裏側から装着し、スカンクストライプで埋めてはいますが、所詮中国製なので実際にはワンピースではなくて貼りメイプル指板になっていると思っていました
ところがナット付近を見ても、ネックエンドを見ても、指板の境目が確認できません
なんと、本当にメイプルワンピースネックでした
それからこのバッカス製OPBは、スティングのようにピックガードレスにしようとすると、厄介な加工が必要になります
配線の作業をやり易くするための穴
これを木材で塞がないといけません
それからネックエンドからロッド調整をするための溝です
12㎜径の丸棒をカットし
先端を丸めて半分に切断
タイトボンドで接着して表面を平たんに仕上げます
明日はブリッジをバックローディング仕様に変更するための加工をやろうと思います
それにしても…毎日暑すぎる