少し間が空きましたが、7月11日の記事の続きです
真っ黒だったレスポールの塗装を剥ぎ、ボディートップをグラマラスに整形したところまで記事にしましたが、その後、生地着色を施し、1960年製を意識した鮮やかなチェリーを軽く吹きました
若いうちは派手なトラ杢に惹かれるのはよく分かりますが、歳を重ねてギターとの付き合いが長くなると、むしろ80年代風な杢無し3ピーストップなんてものに、ある意味リアリティーを感じたりしてくるものです
杢ありだと、スコット・ゴーハムのセンターずれなんてのもカッコイイ
元がブラックなだけあって、バック材はマホガニーではないですが、なかなかイイ感じの木目が出ているので隠す必要などありませんね
パンケーキ構造でもありませんし、充分このまま行けます
ネック側は、キクタニの安物ですがクルーソンタイプのチューナーを装備します。安物はブッシュがいかにもチープなので、これは高級感のある物に変更します。
下(3個)が安物ですが、上(3個)のタイプに変更します。ブッシュ径がやや大きいので、ドリルでトップ側だけ拡張します。
塗装やレリック加工は先に済ませてあります。
それから塗装前に思いつけばよかったですが、塗装が済んでからビグスビー搭載にしようと思いつき、スタッド穴を埋めることにしました。
ブリッジはチューニングの狂いを軽減するためにローラーブリッジを装備します。
こういった中国製リプレイスメントパーツを導入する場合、加工精度が低くてローラーがスムーズに回らない個体が平気で市場に出回っているので、そういう場合は分解してシャフトを抜き、パーツ同士の擦り合わせをしてスムーズに回るようにしてから再組み立てをします。
ブリッジの支柱は中国製特有のスタッド方式ではなく、ボディートップにダイレクトにねじ込むタイプに変更します。
私の場合、ブリッジやテイルピースの取り付けには必ず1・6弦を張った状態で位置決定をします。
センターずれを防止するためです
ボディーには表裏に丸一日かけてウェザーチェックを入れてあります
遠目にはほとんど見えません。
しかしまぁ・・・ほんとレスポールは大変過ぎて・・・