一度、鮎川誠風に仕上げたものの、気に入らずに再度リフィニッシしました
見ての通り、マルチレイヤーブラックonサンバーストです
プライベートカスタムの魅力は妄想自由なところです
GIBSON系だからGIBSON風に仕上げなければならないという決まり事もないので、GIBSONには存在しないマルチレイヤーに塗ってみました
ノーマルでも充分いかついレスポールカスタムを、最近ハマっているブラックマルチレイヤーに塗ったら、もっと「ROCK」を感じさせるルックスになるのではないか、と思い立ったのです
GIBSONでは、FENDERのように1つのモデルを様々なカラーに仕上げることはなく、スタンダードはチェリー、カスタムはブラックと明確に固定されていてマルチレイヤーなど生じる理由もありません。
強いて言えば、ご承知のようにスタンダードは1960年いっぱいで生産が終了し、SGシェイプへと変更されたのに対し、カスタムの方は61年途中まで生産が継続されています。
それで、スタンダードの生産ラインからカスタムの生産ラインに移ってきた塗装工が、うっかりチェリーを吹いてしまったと・・・そんな妄想が成り立ちますが、まあカスタムの塗装ブースに赤い塗料が用意されていることはなかったでしょうね
実をいうと、もっと過激なことをやっています
下地に吹いたサンバーストは、実はチェリーサンバーストではなく、FENDERの3トーンサンバーストを吹いています
注意力散漫なためにFENDERをクビになった塗装工が、GIBSONに移ってきてうっかりやらかした・・・という妄想ですが、ないない・・・
とにかく完成してみると、思った通り「ROCKな」外観になりました
前回完成時は、ピックアップにオーソドックスなエピフォンのハムバッカーを搭載していましたが、見た目に負けないように高出力のピックアップに変更しました
前後ともフェルナンデスFUNCTIONのストラトから外した6角ポールピースのハムバッカーに載せ替えています。ディマジオを真似た物ですね。
エントリーモデルとはいえ、メイプルトップ、マホガニーバック、ディープジョイント、というレスポール王道の造りで、ロッドもボックスレンチタイプで2点留めロッドカバー。
カスタムは元々真っ黒なので、せっかくの材も仕様も外からは見えない状態なのはもったいないですね。なのでボディーバックは鮎川誠、ジョン・サイクスみたいに大きく剥がしてマホガニー材を露出させています。
塗装を剥しただけではなく、ボディートップのエッジ部分を彫り下げていることは、1回目の完成時でも記事にしました。
電装系も、コンデンサーをオレンジドロップにするなど変更しています。
丸2年弄り続けていた感じです