少し前に製作した60年代初期仕様のストラトをもう1本記事にしておきます。これは余剰部品を消化するために組んだ物になります
ステレキャスターのバリエーションモデルやP-90搭載のストラトなど、改造ストラトを沢山作ったおかげでストラト用のピックアップ他アッセンブリーの在庫がダブついてしまっています
それで、いたってノーマルなストラトを製作することにしました
まずはストラトボディーを5台一括購入
その中からSQUIER製と思しきボディーを最初に料理します。
小と大だけの変なザグリになる少し前、この大中小のザグリの時期がありました。ボディー厚が薄くなる前で、このタイプはフルサイズトレモロの搭載が可能です
塗装を完全に剥がすと、大体PUキャビティーの幅を中心に3分割されたバランスの良い3ピースボディーですね
好感が持てます
とにかく中国製は、ひとまず穴という穴は全て塞ぎ
ネックポケットに被った塗装を落とすと共に平滑に仕上げます
それから9割以上の確率で、トレモロハンガーの穴も精確に開け直すことになります。
【元穴は、ほぼ壁面の一番下に開いていました】
カラーは色焼けしたオリンピックホワイトにしますが、まずはホワイトアンダーコートを吹いて水研ぎです。
それからクリーム系のカラーに塗装します。
今回はフルサイズのユニットを搭載しますが、軽量トレモロとはベースプレートの形が違い、穴が見えてしまうことが発覚
アームを挿す穴の四角い部分の面積がかなり小さいんですね。
ここを隠すために小さな木片を継ぎ足す必要があります。
ユニット本体のスムーズかつ正確な動きを可能にするには、6本のネジ穴を精確に開ける必要があります
6本とも「垂直ドリルガイド」を使って穴開けします。
(この写真を撮った時、1弦下に隙間が開いているのを発見しました)
今回搭載する新品のトレモロユニットは鋳鉄ブロックではありませんが、USA製なのでインチ規格になっています。
次回は電装系とネックまわりの作業になります