「JVシリアル」というと、フェンダーJAPAN創立期の最初のシリアルということで別格の人気を持つ製品ですが、その廉価ブランドとして立ち上げられたSQUIERブランドにも存在します。
今回カスタムする個体は、ネックエンドに11-10.84の日付のあるダコタレッドのストラトで、下位モデルのST-30になります。
廉価版なので、各装備品が近年の中国製同様チープなのは仕方ありません
亀甲ペグに…
フェライトマグネットピックアップ
作りそのものは申し分ありませんが、価格を低く抑えるためには安いパーツを使うしかないということです。
JVシリアルのようなレア品は「できるだけオリジナル状態を維持すべし」という考え方も理解はできますが、そうするとカスタムが主題の当ブログの記事にはならないので、ここは思いっきり弄らせていただきます
まずは心臓部となるピックアップには、80年代fenderに装備されていたオリジナルブラックボビンを使います。このピックアップは時期からいえば、それこそ初期フェンダーJAPANに転用された物と同じ仕様の物かもしれません
それから当然ペグはクルーソンタイプに換装します。
【十分にナチュラルエイジドが進行した物を使います】
それから、トレモロユニットには高価な鋳鉄ブロックを搭載しますが、サドルには貴重なFENDER刻印があるので、これはオリジナルを移設します。
【磁石をくっつけた画像です】
ST-30は定価は3万円だったと思うので、それを上回るコストをかけることになりますが、ここは妥協なく行きます
色は、カスタムカラーの中でも人気の高いソニックブルーにしますが、レリック加工は控えめにしておこうと思います