6月1日の記事の続きです
結局3トーンサンバーストにしましたが、ネックが逆反りしていてロッドを緩めてフレットの擦り合わせをしてもビリつきを解消できず、私の力量では完全な姿には戻してあげられませんでした
フレットを抜いて指板修正をすることも考えましたが、他に平行作業中の物も多くあり、断念しました
FENDER社は3トーンサンバーストはアルダー材にしか施していないので、派手な木目が見えるサンバーストなど、実際には存在しない仕様ですね
しかも50年代のメイプルワンピースネックであれば、ピックガードはゴールドアノダイズドピックガードなので、べっ甲ガードとメイプルネックという組み合わせもFENDERには存在しません
ネック以外にもやや問題があり、重量が3600gと軽すぎます。立って弾くとヘッド落ちの傾向があるので、ブリッジをBADASS等のヘビーな物に換えてバランスを改善する必要があります。
それにしても、70~80年代にほぼ全ての国産メーカーがこぞって使っていたセンという木材が、現在のエレキギターではまったく見られませんが、やはり後先考えずに伐採し尽したんでしょうかね~
今ではセンどころか他の木材も消滅しようとしているので、押し入れの中で朽ちかけている古い楽器のレストアは、とても重要になってくると思いますね