所有楽器の3本目ですが、全然代わり映えしなくてすみません
ネックプレートシリアル「534720」で、ネックデイト、ピックアップデイト、ポットデイトの全てが1974年製のストラトです。
「534720」
「0903 2214」
「161874」
「137-7408」
1本目として紹介した「536959」とはシリアルも近いですが、これは同じ74年製でも初期の物になります。というのは、2本目の記事で述べたように、ピックアップやスイッチ用のネジが73年製までの特徴を引き継いだ「さらネジ」仕様だからです。
読者のきっくんさんがおっしゃるように、ある世代には、ラージヘッドのストラトに特別な思いを抱く人は多いと思います
歳を重ねて、近年はすっかりストラトへの興味を失い、安テレのカスタムばかりやってきた私ですが、こうやって久しぶりにクローゼットから1本ずつ引っ張り出し、手入れをするうちに昔の熱い思いが蘇ってきました
このギターを購入した経緯は一番ハッキリ覚えています
使用頻度の高かった先の2本をそろそろリフレットに出そうかと考えていた頃の話です。
それまで自分の楽器をリフレットした事がなかった私は、メイプルネックのリフレット費用が結構高く、およそ4~5万円はかかるとは知っていましたが、それ以上に弾き心地が大きく変わってしまったら嫌だなと思っていました。
しかし(イングウェイを意識した訳ではありませんが)、どうせやるなら太いフレットを試してみたいとも思っていました。それに太いと長持ちするのではないかとも考えていましたし…
それで馴染の楽器店に寄ったついでに、店長に太いフレットに打ち換えるかどうしようか迷っていると相談したところ…
「ちょうど今、ジャンボフレットに打ち換えたばかりの74年の白メイプルあるよ」と言って、奥から黒いケースを持ってきました
「あまりの太さにちょっと引きましたけど…」
ギターを取り出して手渡されると…
まず軽い
少し弾いてみると…
弾き易い
音色は…
私は当時MESA/BOOGIEを愛用していたので店のMARSHALLだとちょっと分からない
アンプのコントロールを弄りながら30分ほど弾いてみましたが、弾き心地も、音色も、持った時のバランスも、非の打ちどころがありません
とりあえず帰ってひと晩考えようかと思いましたが、後日来てもし売れてしまってたら後悔することは目に見えていたので、結局そのまま購入しました
渡りに船であったとはいえ今思えば明らかな衝動買いですが、それからすでに25年以上を経た今、買っておいてよかったと思っています
90年代の中頃までは、フルオリジナルの白メイプルはまだ30万円台で買えたと思います。
現在では相場が倍ほどにもなっているようなので、今売っても損はしなくて済みそうですから
今回初めてデジタル計測してみると、3420gとやはり前2本より軽い
今弾いてもやはりジャンボフレットは弾き易いですね。
いや、特にイングウェイにハマっている訳ではないです
最初は確かに衝撃を受けましたが、最後に買ったアルバムは「セブンスサイン」かな