梅雨入りはまだなのだそうですが、東京は丸一週間雨が続き、ほとんど何もできませんでした
今日は久しぶりに太陽が顔を出したので少し塗装作業ができましたが、記事にできるほどの分量ではありません
ただ、カスタム作業ができないおかげで、超久し振りに自分の楽器を引っ張り出してメンテナンスとデータ収集を実施しました
この手のギター関連ブログは、皆さん自分の所有楽器の紹介を一番最初なさっているのが普通ですが、私の場合ブログスタートから丸3年にもなるのに、訳あってただの1本も紹介していません
普通だと「私の愛機」というタイトルで紹介するのが一般的だと思いますが、10年ほどもクローゼットの中にしまい込んだままにしておいて、「愛機」などと言ったらギターから文句が出ること間違いなしです
特になんということもない1974年製のストラトですが、これは学生時代に親からの仕送りを切り詰め、時給500円の時代にガソリンスタンドで平日は4~5時間、土日は10時間も働いて買った初めてのFENDERです
長いことメインギターを務め、一番弾いた楽器だと思います。
シリアル「50・・・・」~「54・・・・」は73年後期から74年後期まで
DUCKに負けないくらいの激しい色焼け
ネックデイト
「09」はストラトキャスターを表すコードNo
「03」はメイプルワンピースネック(ローズ指板は01)
「20」はその年の第20週目、「2」は火曜日、末尾「4」は74年を表しています
ピックアップデイト
「16」は製作担当者、または各コイル巻線機にあてられた固有番号
次の「18」はその年の第18週を表し
末尾2桁の「74」はそのまま74年を表します
ポットデイト
「137」はCTS製を表し
「74」は製造年を表し
「12」はその年の第12週を表します
要するに全ての部品が「自分は1974年生まれだよ」と言ってます
こういった楽器の歴史や年代判定法を学んだのは最近の話で、実際に音楽活動をしていた頃は、そんな知識は全くありませんでした
当時は曲を覚えたり演奏の上達が一番の課題であって、細かい楽器の仕様などどうでもよかったですしね
全く知識の無い頃に買った楽器ですが、この楽器が「寄せ集め」ではなく、フルオリジナルの1974年製で良かったです。騙されてても気づかなかったはずです
弄ることがメインになった今の目で見ると、塗装作業時に取り付けるハンドルに隠れていない3分の1ほどにはベッタリと塗料がのってて雑ですよね~
カラーコートまではポリ塗装で、トップコートのみがラッカーの時代なので、ホワイトがこんなに黄土色に色焼けします
前オーナーは、ある程度の期間まではバックプレートを装着していたみたいですね
ブログではレオ・フェンダーの偉業に度々言及し、FENDER製品へのウンチクを語っている私ですが、弄っているのは安物ばかりなので、読者の中には「本物のFENDER、1本くらい持ってるのかよ?」と思われていても仕方ないです
これからは時々は所有楽器の紹介記事も上げていこうと思います
あっ・・・特段イングヴェイに入れ込んでるという訳ではないです
ピックアップをスタックPUにしたり、指板を削ったり、ナットをブラスに換えたり、ブリッジをオールドタイプにしたり、トーンを外したり、フェラーリのステッカーを貼ったりはしてません