記事があちこち飛びますがご容赦ください
常に同時並行で6~7本は作業中なので、進捗状況によって順番が前後します。
さて表題のステレキャスターです。基本は一番最初の1号機と同じ手順で作業していますが、若干仕様が異なることと、さらに2~3号機の製作で得た知見を活かして効率良く作業しています
木地に戻した時点で、3つのピックアップキャビティを縦に貫くコード溝を彫り、ピックアップキャビティ自体も今回搭載するピックアップの形状に合わせて拡張します。
ネックポケットも若干掘り下げて余計な穴を埋め、密着度を高めます。
実際にピックアップを設置してみて、問題がないか確認します
それからピックガードのワンオフ製作です
通常のテレキャスター用ピックガードがそのまま使えれば楽なのですが、形状も大きさも違うので型紙から製作します
まずはアウトラインを確定し、それから各種の穴開け加工に移ります
今回はフロントにテレ用、センターにストラト用、リアにテレ用ツインブレードハムバッカーを搭載します
テレの場合、ピックガードとコントロールパネルがくっついているので、ピックガードが完成してからコントロールキャビティを切削することになります。先に開けておくと、ズレた時に修正が面倒だからです。
元のボリュームの穴とセレクタースイッチの穴は、キャビティの範囲に含まれて消えますが、元のトーンノブの穴は隠れません
これがなければナチュラルにすることもできるんですけどね~
全ての木加工が済んだら、プライマーを吹いて塗装の準備にかかります。
今夜はもうひとつ
今回はレフティー用ネックなので、通常の1弦側サイドが6弦側になります。サイドポジションマーカーを新たに設置しないといけません
以前記事にした時は、ローズネックだったので白でしたが手元に在庫が無く、白いパネルを熱で溶かして引き伸ばし、棒状にして代用しました。今回はメイプルネックで黒のマーカーなので正規品…といっても2㎜径のただのプラスチック棒を使用します。
作業内容はドリルで2㎜の穴を開け、カットして低粘度接着剤を滲みこませ、1000番で研磨して完了です。
反対側のサイドにもあるのですが、外して木材で埋めるのも面倒なので、そのまま放置します
もう完成しているので、明日画像をアップします