いよいよ新年度がスタートしましたね
皆さまにおかれましても、コロナ2年目で様々な対応を迫られながらの出発となったことと思います
今年度もコロナに負けることなく、仕事に趣味に精進して参りましょう
さて、現在テレと同時作業中の持ち込みオーダーは、実は昨年末にミュータント改造したヤマハSB-55の出戻り作業です
昨年12月24日にクリスマスカラー仕様で完成させ発送ましたが、それから3か月が経ち、これをフィエスタレッドにリフィニッシュするという依頼で、加えて渋いレリック加工も追加します。
そのための参考として送られて来た画像がコレ
前回は赤べっ甲ガードだったので、このように60年代風のミントグリーンガードを提案していたのです
形状もプレべ風スタイルということで、6弦側に伸びたホーンもなくなります。
外周を切り出して整形を終えたところでメールが入り…
「コントロール部分のパネルもプレべ風に三日月型に湾曲させ、キャビティとの隙間から配線が見えるようにして欲しい」
という追加の要望を受けました。なんでも私の過去の製作品のうち、B・シーンのピンクBBや山下昌良PPJのように、配線が露出しているのがカッコいいのだと…
それで急遽ピックガードを整形し直し、ノブ位置を写し取って設置してみると…
POTギリギリのラインまでカットしても、ほんの少ししかキャビティが露出しません
このピックガードは着せ替え用で、元の金属パネルのライン(鉛筆の線)までかなり余裕があるので、キャビティの方を切削して広げようと思います
それから、「配線のワイヤーが見えるように…」との注文ですが、
私はサーキットを組み上げる際、極力ワイヤーが無駄に長くならないように配線するため、ピックガードをギリギリまで切り詰めたところで配線のワイヤーは露出しません
そこで、こんな物を作ってみました
目立つように4色のワイヤーを束ねたダミー配線です ※いちおうPOT間アースの役目は果たします
これをリアPUのボリュームPOTとミニスイッチのケースの間に半田づけし、隙間から見えるように配置します
おっと、フィエスタレッドに赤線は目立たなかったですね
もう1本ホワイトのワイヤーを追加しておきましょう
いい感じ
楽器の楽しみ方は人それぞれです 他人にどうこう言われる筋合いはありませんね
見た目重視で意味のない改造も、プロ工房のリペアマンさんが眉をひそめるような改造も、遠慮なく申し付けてください
決して笑いませんから…いえ、笑わせてもらいます
抱腹絶倒させてくれる改造には割引ありです