年末製作分のギターは全て売れてしまい、記事ネタが無いので久しぶりに過去の製作品です
ブログを始めるずっと前の2016年製作の(自称)「ESQUIER BASS」です
FENDER社がかつてラインナップしていたテレキャスターベースは、初期型こそオリジナルプレシジョンベースの復刻版でしたが、70年代には、かなりネック寄りの位置にハムバッカーを1基搭載した独自仕様となりました。結局販売面ではプレベやジャズベのようなスタンダードモデルには遠く及ばず短期間で生産完了となってしまいました
近年では、レオのデザインを使用できるG&LからASATベースや、これまたレオのデザインを使用できるSQUIERからも、まんまテレキャスターと同じボディーシェイプをしたテレベースがリリースされました。やはり「テレキャスター」と名づけるならこのシェイプがいいと思っている人が多いのでしょう
ボディー材は単品購入したものなのでブランド等不明ですが、派手なフィギュアの入った2ピースアッシュの良材です。若干トラ杢も見えます。ここまで良質なアッシュ材はそうはありません
これと組み合わせるネックには、やはりいい加減な物は使いたくなかったので、単品購入したBACCHUS製JIROモデルジャズベースのネックを組み合わせました。定価10万円クラスのベースです。
実際のJIROモデルは、ロゴ部分の膨らみが大きく不格好なので、ロゴの前の部分を少しリシェイプしています。
ペグはストックしていたFENDER製ヴィンテージ逆巻きペグを使用しました。また、ミュージックマンタイプのピックアップはポールピース自体がアルニコマグネットになっている本格的なものを装備しました。
ブリッジはバックローディングではありませんが、ストック品の中にあったOPB風の物を使っています。
ボディーの元の仕様は、ピックガード無しの1ボリュームのみというシンプルなものでしたが、ここにエスクワイア風ピックガードを製作し、ルーター加工でコントロールキャビティーを掘ってテレキャスター用のコントロールパネルを取り付けました。トーンは追加装備です。
塗装はクリームホワイトのラッカーフィニッシュで、オールド風のレリック加工を施しています。
1ピックアップなのでスイッチ部分は無視して何も取り付けてませんでしたが、今にして思えばセレクターを使用して2つのコイルのシリーズ⇔パラレルの切り替えスイッチくらいは装備しておけば、もっとギターのルックスに近づけることもできたな、と後悔しています
もう忘却の彼方でしたが、久しぶりに画像を見ながら記事にしていて、製作時の苦労を思い出しました