オーダー品のベースはすでに塗装工程に入っており、下塗りを終えて明日と明後日で本塗装を実施します。天気も良さそうで乾燥しているので問題なく終わるでしょう
数日空けて研磨し、組み立てに入る予定です。
そこで、ふた月ほど前からちょっとずつ平行作業している数本の記事もスタートします
今年はかつてないほどにストラトを組んでいますが、アーティストモデルのなんちゃってレプリカよりも、やはり自分のアイデアを好き放題投入できるオリジナルモデルの製作は、(手間はかかりますが)やりがいがあって楽しいです。また、それを見た人が興味を持って入札してくれることも嬉しいですね
今回題名を「妄想シリーズ」と名付けました
もし自分が、老練なスタジオミュージシャンから「スタジオでもロードでもオールマイティーに使えるストラトを1本組んでくれ」と注文されたら、どんな提案をするだろうか
・・・と考えてみる訳です
プロにはプロのアイデアがあるでしょうが、ド素人にも自分の僅かな経験から意見できることはあります
・・・というわけで早速ジャンク品のFERNANDESを1本購入しました
バラす前に写真撮るの忘れましたが、真っ黒いSSHのストラトで、ボディーを開けるといつものようにHSHザグりです。
まずはハギハギから
シーラー層まで剥がし終えると、やっぱりコレ
化粧板です
サイドから見ると中央付近と1弦側5分の1くらいの位置で継がれた3ピースなので、大変ですが化粧板も剥ぎます
最近の私はシーラー層どころか、この化粧板も許せなくなってきています
また化粧板を剥がすということは、相対的にネックポケットの深さが浅くなることを意味しますので、ネックポケットの修正を兼ねて若干彫り下げます(実際にはこの作業を先にやりました)。
【この時余計な穴も塞ぎます】
完了すると、一見センター2ピースのように見えます
このように美しい木目が現れてくれると、大変な苦労も報われますね