ネックはその昔、Mavisから出されていた高級仕様のテレキャスターのネックを使います。
Mavisは言わずと知れた石橋楽器のブランドですが、エントリーユーザーを対象にリーズナブルな…と言えば聞こえがいいですが、はっきり言えばチープなモデルをラインナップしていました。
それがある日、何を思ったのか高級志向のテレを発売します
電装系にはUSAパーツを採用し、ペグには(トレモロも搭載されてないのに)何故かGOTOHのマグナムロックを装備、ケースも刺繍ロゴ入りの分厚いギグバッグが用意されていました。
USAパーツというのはCRLのセレクタースイッチにCTSポット、ジャックはSWITCHCRAFT、コンデンサーにはオレンジドロップが付いていました。フィニッシュも中国製の安物に多いサテンフィニッシュではなくグロス仕上げ。たしか、それほど高くはなかったはずです。今でも結構よく見かけます
私はネックしか使いませんが、画像のように多くの中国製と違ってナット裏もなだらかに成形されていて修正の必要はありません
今回ボディーは未使用新品なので塗装を剥がす手間はありませんでしたが、メイプルネックのリフィニッシュは、指板面も塗装剥がしと再塗装が必要で、さらに水研ぎや研磨は1フレットずつやることになるので、その手間はローズネックの比ではありません
「マリー・ケイ仕様」という発想はよかったのですが、ゴールドパーツ一式を揃えるのはさすがに費用かかりました
ブリッジは、イントネーション補正機能のついたブラスサドルを装備するWILLKINSON製ブリッジ
幸いペグは在庫品の中にゴールドがありました 見た目はクルーソンタイプですが、実はロトマチックというもので、古くはGRECOなどの国産オールドが採用していましたが、こういった小技の効いた装備品は日本製ならではの優れた長所ですね
それからストラトと違ってフロントピックアップにもゴールドが必要なので、これも新品で購入しました。
ネックのジョイントプレートには、Grover Jacksonのゴールドパーツがあったので、これを使うことにしました。
もうバックローディング加工も済みましたし、あとは組み上げるだけですね
ちょっと並びが不揃いになってしまいました