ステレキャスター2号機の方は、やはり修正したネックの具合がイマイチで、結局別のネックを手配中です その間に3号機は完成しました
3号機の方は、もうジーン・ベイカーの製作したオリジナルのステレキャスターとは大幅に仕様変更されているので、これまで私がストラトとテレのハイブリッドとして展開してきた「テレラトキャスター」と呼ぶ方が正解ですね
一見ストラトに見えなくもないですが、純粋にボディーシェイプだけで、3つのノブも中身はストラトとは全く異なります
基本的にはテレユーザーを最優先に考えているので、ピックアップセレクターは3ポジションで、フロント・フロント+リア・リアを切り替えます。マスターボリュームはありません。リアPU下のノブはフロントPUとリアPUのみに効くボリュームです。
真ん中のノブはマスタートーン。一番外側のノブはセンターPU専用ボリュームで、フロント・リアのボリュームとは連動しません。これを絞っておけば通常のテレとなんら変わりありません
センターPUボリュームを上げておけば、セレクターのリアやフロントのポジションでは、センターPUがパラレル接続されたハーフトーンが出ることになります。
また、センターPUボリュームは独立しているので、フロント・リアのボリュームを絞ってもセンターを開いておけばセンターPU単独の音も出せます。このセンター単独を使わないのであれば、配線をちょっと弄ればフロント・リアのボリュームをマスターボリュームにすることも可能です。
ブリッジは当然バックローディング仕様に変更
カラーは50年代テレを彷彿とさせるバタースコッチブロンドにブラック1プライガード。指板の塗装が剥がれたメイプルフィンガーボードという仕様にしました
本物のステレキャスターとは異なり、ブリッジごと移植されたテレ用リアピックアップに加え、フロントとリアにもストラト用ではなくテレ用ピックアップを搭載しているので、そのトーンはどこまでもテレそのものです
リアピックアップは「カッキーン‼」
ハーフトーンは「パリーン‼」
これはもうストラトの皮を被ったテレキャスターそのものですね