ステレは横に置いといて、平行作業中のベースを記事にします
ベースはFENDER系ばかり弄っていますが、リッケンは昔から好きなベースなので秘蔵しているストックが数本あります
中学時代の1979年にパープルのコピーからバンド活動を始めたのですが、2期のロジャー・グローバーや3期のグレン・ヒューズが持つリッケンは本当に格好良かったです
今回の素材はリッケンの忠実なコピーではなく、FERNANDESの姉妹ブランドTARGETから出ていたリッケン風のベースです。ネックエンドに「RBT-50」というスタンプがあります
色はマットブラックで、元はギター用のハムバッカーみたいなピックアップが2つ付いていました。
また、スケールはFENDERと同じですが、24フレットなのでフロントの位置にはピックアップが搭載できません。私はコレをカバードタイプのPJ仕様に改造して使っていました。
出品するつもりで製作したものの、とても弾き易い上にサウンドも気に入り、結局(家弾きの)自分用として使っていました
今回はコレのリフィニッシュとピックアップの変更を実施します
表面のマットブラックは簡単にアイロンで剥がせましたが、ご覧の通りシーラー層はかなり分厚い感じです。近年ものに多く見られる柔らかい質感のポリシーラーですが、このタイプはサンドペーパーをすぐに目詰まりさせるので、まずはペーパーを使わずに落としていきます。
使う道具は2㎜厚のスチールパネルです。以前フィンガーランプを制作した際に自作した道具で、これを使ってシーラー層を削り落としていきます。時々かねヤスリで目立てをしないと削れにくくなってきます。
【白い粉末状のものが大量に発生しているのに注目ください】
これを使っても重労働であることに変わりはありません。数日に分けて作業しないと手の皮も剥けてきます
【大変でもオーバーラッカーのような事だけはしたくありません】
塗装剥がしを終えたら、リッケンっぽく見えるようにピックガードをワンオフ製作します。
ピックアップは最近よくやっている、Pタイプのリバース&スラント配置で2基搭載します
【シーラー層が残っていては、このような生地着色もできません】
塗装前に一旦ネックとブリッジを取り付けて弦に見立てた紐を張り、ピックアップの搭載位置を決定します。
ザグったら大きく空いた部分を(一部ですが)木材でブロックを作って塞ぎます。
ボディー加工を終えたら再びネックやブリッジを外して塗装の準備に入ります。
なかなかカッコいいベースになりそうでしょ