以前の記事を探すのが面倒な方のために簡単に取り上げておきます
このアジャスタブルポールピースを持たないハムバッカーはよく見るタイプですが、大抵は高出力のディストーションタイプです。しかし実際に直流抵抗値を測ってみると、ヴィンテージタイプと大差ない9.44kΩしかありません。
それはこのギターのコンセプトがメタル系だけを対象としているのではなく、様々なジャンルに用いられることを想定しているからかもしれません
まずはコイルを保護している布テープを剥がし、タップ線を取り出します。
場合によってはタップ線が2つのコイルの間に押し込まれていて、シャーシーの裏側にある4本のビスを外してボビンをシャーシーから切り離さないとタップ線が取り出せないケースもありますが、今回は布テープを剥がすだけでタップ線が出てきました
このタップ線を絶縁しているチューブを剥がし、むき出しになったワイヤーにテスターのワニ口クリップを繋ぐと直流抵抗値は4.86kΩと半減します。片方のコイルがキャンセルされた証拠です
ここに新たなリード線(黄)を繋いで熱収縮チューブで絶縁し、通常のワイヤーと並べて外に出します。
それから忘れずに新しい布テープでコイルを保護して完成です