まずはイエロー、ブラック、レッドの順に吹いて3トーンサンバーストで仕上げます。
そのあとダフネブルーとトップコートを吹いて水研ぎ研磨をかけます。それからカリカリとレリック加工を施してボディーは完成。
次に配線作業にかかります。2つのツインブレードハムバッカーと1つのシングルコイルPU。1ボリューム・1トーンにセンターピックアップ用のフェイズスイッチ。
今回はボリュームノブとトーンノブの間にミニスイッチを配置します。2つのノブはストラト用の汎用品ではなく、F刻印入りで滑り止めのラバーが巻かれた90年代F社のオリジナルパーツ。コンデンサーにはオレンジドロップを使ってみました。
組み上げたら時間をかけて、ネック角度、フレットファイリング、ナット調整、弦高調整、オクターブ調整、トレモロ調整、という感じでセットアップを詰めていき、この土日で完成に至りました
決して高級なパーツなど1つも使っていませんが、素晴らしいギターになったと思います。弾き易い上にサウンドも申し分ありません。特にハーフトーンは、3シングルのストラトになんらひけをとらない絶品トーンです。2点支持トレモロとマグナムロックペグで過激なアーミングでもチューニングの狂いは最小限に留められています(フロイドには敵いませんが)。
重量も3140gと劇的に軽量で、ライブパフォーマンス向けの実践仕様に仕上がりました