最初に、前回記事の範疇でしたが、ピックガードの製作にはストラト用ピックアップ搭載用追加パネルの製作も含まれていましたひらめき電球

これは、余剰パーツの中から黒の3プライガードのセンター部分を切り出して製作していますが、角度やサイズをうまく合わせられず、3個も製作していますあせる

記事をいたずらに長くする必要はないので普段は省略していますが、いつもトントン拍子で完成しているという印象を与えていると思うので、作業がいつも一発で決められているわけではない例として、失敗例も公開しておきますてへぺろ

 

さて、4つのピックアップを制御するのは、ピックアップ群のすぐ下にあるトグルスイッチと、あとはテレ用コントロールパネルにある3ポジションセレクター、それとボリュームとトーンの間にあるミニスイッチです。

トグルスイッチは、普通では考えられないような位置にありますが、カッティングやコードストロークのようなことは一切しないという前提なのでしょう。私は万人向けに製作する必要があるので、このトグルスイッチはやめておこうかと思いましたが、「なんちゃってシリーズ」として作る以上、外見上のリアルさは重要と考え、採用することにしました。

 

それでは私が考え、実際に施した配線について説明します。

結論からいうと、ハムバッカー2基のギターと、シングルコイル2基のギターを、ダブルネックのギターを扱うように配線しました。

ハムバッカー2つというとレスポールを思い浮かべるので、それをトグルスイッチで普通に制御します。上から順に、ネック側PU・ミックス・ブリッジ側PUです。ごく当たり前です。

次にストラト用ピックアップとテレ用ピックアップは、当然のごとくFENDERスタイルのレバースイッチで制御します。ネック側に倒すとストラト用PU・中央でミックス・ブリッジ側に倒すとテレ用PUが起動します。これもごく当たり前です。

 

そしてボリュームとトーンの間にあるミニスイッチは、私の場合2ポジションではなくON・ON・ONの3ポジションになっており、上に倒すとトグルスイッチが起動、下に倒すとレバースイッチが起動、中央では両方が起動します。

起動しない側は配線がカットされるので音は出ません。たとえば、ミニスイッチが上ならシングルコイルはお休み、下ならハムバッカーはお休みです。

これらによって、4つのピックアップ全ての組み合わせを自由に選択できますキラキラ

GIBSON系はトグルFENDER系はレバーという、おそらく世界中のギタリストにすり込まれているであろう相関関係を利用しているので、誰でも手にしたその日から直感的に操作できるはずです。

ミニスイッチは、ハムバッカー側、シングルコイル側、それぞれのプリセットスイッチとしても使えるので便利だと思います。

ダブルネックというよりも、1本のギターに2本分の電装系が仕込まれている、と言った方がよかったですかね。少なくともS・モーズの配線よりは、はるかに分かり易くなっているはずですウインク