少しつまらないテーマですがお付き合いください
このSQUIERについていたペグは、変なカバードタイプだったので、FENDER MEXICOのジャズベースから外したペグを使っています。フェンダーUSAはメキシコ工場で安いモデルを作っていますが、近年の市場の縮小を受けて中国製と同じようなチープなパーツを使っています。私は最初それらを見たとき、あまりにも中国製とソックリなので、とうとうこんな時代になったか、と思いました
今回のペグがその例で、Photogenicとかの中国製ペグと同じじゃんと思ったのですが、実際に比べてみると、極めてよく似ていますが違いも大きかったです
フォトジェニックにも前期と後期では若干仕様が異なるのですが、まずは前期の長い方と比べます。
左がフォトジェニック、右がMEXICOですが、一番の違いはギアの大きさ。FENDERは大きいです。次にツマミ部分がフォトジェニックは別体でMEXICOは一体整形。
また、横から見るとフォトジェニックはシャフトが丸棒でMEXICOには「くびれ」があります。
次にフォトジェニック後期の短い方を見てみると、MEXICOと同じようにツマミが一体整形になり、シャフトにも「くびれ」が施されています。ギアの大きさは前期型と同じく小さいままです。
あと正面から見ると、シャフトの先端が平坦だったり丸みを帯びていたりと違いがあります。
【左が中国製で右がMEXICOパーツ】
【中国製はどちらもシャフト先端は平坦】
どちらにしても作りや質感は中国製とそっくりですが、細部を見るとけっこうな違いがあります。
このペグが付いていたMEXICOのジャズベースは、去年くらいに1960年スタイルに改造した際、国産のクルーソンタイプ逆巻きペグに換装したために余剰パーツとなっていた物です。
電装系は、FERNANDES製REVIVALのジャズベースから取り外した物で、これも本体をスタックノブスタイルにしたため余剰パーツとなっていた物。
今回悩んだのはベースの裏側で、ジャコのこのベースは昔からあらゆる雑誌の記事で取り上げられていますが、私の手元にあるわずかな資料には裏側の写真が1枚もありませんでした。ギターではハゲハゲの有名モデルが多くあってハードレリックのモデルになりますが、それらに比べるとジャコのベースはそうでもないですね
表側もエルボーコンター部分が目立つくらいなので、裏側も控えめにしておきました