余剰パーツの寄せ集めでジャコパス行きますパー

フレットレス改造を手がけるのは初めてですが、ジャコもDIYでやってて、その古い写真を拡大してみると、くい切りのようなもので無造作にフレットを抜いたようで指板はかなり広範囲にめくれていますポーン

それをかまわずパテで埋めてありますガーン

この「BASS OF DOOM」と呼ばれる62年製のジャズベースは、80年代半ばに「粉々に壊された」らしいのですが、ケヴィン・カウフマンとジム・ハミルトンなる人物によって修復され、その後行方不明になっていたものがニューヨークで発見されたのだそうです。

ジャコ使用時にもDIYでなされた作業はプロのリペアマンによってやり直され、悲惨な状況ではなくなっていたようですが、リビルドされた現在の姿にはもはやジャコが使っていた頃の面影はありませんチーン

『BASS MAGAZINE』の記事にある「粉々に壊された」という表現では、もはや修復など不能と考えるのが普通の言語感覚だと思いますが、この姿を見ると現在でもちゃんと使えるようです。

 

ボディーはBACCHUSですが、元が変なグレーでメイプルネックだったので、ネックはSQUIERのローズネックを組み合わせました。

私はとりあえず試作を兼ねてジャコと同じようにフレットを抜いた跡はパテ埋めし、シリコン系の塗料を4回ほど重ね塗りしています。

国産ブランド各社が80年代に出していたジャコモデルは指板に塗装していなかったようですが、本人はエポキシ塗料を塗っていたようです。現在のエポキシ処理はかなり硬質の樹脂で、まるでガラス張りのような状態になるため、これはちょっと違うなと思ってやめました。

 

当時の良質で黒々としたフィンガーボードを再現するため、エボニーカラーのオイルステインで着色したところ、まさに同じような感じになりましたグッ

 

塗装は数ヶ月前に練習で吹いたサンバーストです。ネックもリフィニッシュしています。

 バッカスはピックガードの下に隠れるフロントPU周りのザグりも手を抜いていないのでピックガードレスにすることが可能です音譜