年末に福岡に帰省した際、熊本のハードオフで購入したSQUIERのテレキャスターギター

ジャンク品なので、とりあえず買ってきた物をチェックしてみましょうひらめき電球

レリック加工のつもりか、ポリ塗装がサンドペーパーで雑に傷つけられています。PUセレクターはノブが外れているだけではなく、そもそもレバー部分が折れてしまっています。購入を決めたポイントは、ヴィンテージスタイルの3ウェイブリッジに、ペグがGOTOHのロトマチックにそれぞれ交換されていたからです。ただし、取付け作業は根本的にやり直す必要があります。

 

ここから先は、私が1年以上前に投稿した連載記事「SQUIERテレを50年代風にちょいカスタム」を相互に参照しながらご覧になってください。

 

まずブリッジに注目すると、ピックアップキャビティーの穴をカバーできずにサイド部分から穴が見えています。

この反対側も同じです。3ウェイブリッジは6ウェイブリッジよりも幅が狭く、穴を隠しきれないのです。これを解決するためには、キャビティーの両サイドに数ミリずつ木材を継いでおく必要があります。

また、ブリッジとピックガードの隙間が10mmほども開いていて変です。これは6ウェイブリッジと3ウェイブリッジの全長が違うために起こる現象で、もっとネック方向に寄せようにもピックアップがキャビティーの壁に当たってこれ以上寄せられないのです。ブリッジ本体を寄せられないために、サドルはかなり前方に伸ばすことになってダブルで不恰好です。これを解決するには、ピックアップキャビティーのネック側の壁を5mmほど切削しないといけません。

 

次にペグですが、GOTOHに換えたのは良いことですが、3弦のペグはどう見ても曲がって取付けられています汗

これはやり直すというより、クルーソンタイプにしましょうひらめき電球

 

東京に戻って塗装を剥がし、本格的な改造に着手します。

ブリッジ部分をもう一度見てみましょう。

過去記事にあるように、ブリッジアースを1本通すだけなのに、なんと6mm径のドリルでコントロールキャビティーに向けて長いトンネルが開けてあります。画像では、元の6ウェイブリッジのネジ穴(3個)の上に3ウェイブリッジのネジ穴(4個)が見えますが、3ウェイブリッジを正しい位置に取付けると、そのネジ穴は6mmのトンネルの真上になります。なので塞がないと、右側2つのネジはトンネルと重なってほとんど効かないことになります。

 

あとはフロントPUキャビティーをハムサイズにルーター加工し、ブラックピックガードに載せてセットしてみます。

ここまでの作業で充分に完成した姿を想像することができますねニコニコ音譜