今夜はペグ交換の手順を少し丁寧に記事にしようと思います
以前取り上げたこともあったような気がしますが、このブログも早2年を目前にし、記事の数も200を越えたので、「ペグ交換の記事」と言われても、私自身が探す気力がありません。なので、こういう定番の作業は定期的に取り上げておこうと思います
まずSQUIERのストラトですが、純正で搭載されているこのペグはシャフトの間隔が広くてクルーソンタイプには換装できません
【クルーソンを並べると隙間があいてネジが打てません】
なぜだかSQUIERでもテレキャスターはロトマチックタイプが付いていて、これはクルーソンタイプへの換装が可能です
純正でストラトに付いているタイプは、古い国産にも多用されていましたが、いかにもチープで格好悪いのでロトマチックタイプに交換しようと思います
ロトマチックタイプは穴を10mmに広げる必要があるので、中国製のギターや、後付けで改造されたギターの場合はヘッド全体を10mmのビットで貫通させている場合がほとんどです。これを元に戻す場合やテレのようにクルーソンタイプに換装する場合には外径10mm・内径8mmの「コンバージョンブッシュ」が必要になります。
今回はストラトなので先に述べたようにクルーソンタイプには換装できませんが、「作業例」ということで、ヘッドの表面側は8mmのままで裏側のみ10mmという「二段穴」にする工程を紹介しようと思います
まず古いネジ穴を埋め、10mmビットが入りやすいようにリーマーでヘッド裏の穴を広げます。
次にペグのハウジングで10mmに掘り下げる深さを計測します。これもほぼ10mm ここでストップすればOKです。
10mmのビットにマーカーをつけて10mmだけ掘り下げます。
二段穴の完成です。
表側は8mmのままです
【次回に続く】