カール・オームステッドストラトもフーラトンストラトと同じく、当時のスタンダードカラーである2トーンサンバーストなのでそれなりの木目の物を選ばないとダメなのですが、家にストックしてあるスモールヘッドのSQUIER製ストラトはオレンジ色の物が1本あるだけです。元がサンバーストじゃないということは、あまり良い木目を期待できない個体ではありますが、とにかく塗装を剥いでみないことには何とも言えません
・・・で結果は、
8ピース&表裏化粧板という最悪の結末
実はメイプルネックのSQUIER製ストラトはもう1本あるのですが、ブラックでラージヘッドなんです。ブラックということはもっと期待できないと思うでしょう
ところが・・・事はそれほど単純ではないんです。ブラックを剥いでみると、6弦側はなかなか魅力的な木目の3ピースアルダーで、ナチュラルでさえいけそうな個体でした
【昼間に撮影したので白く写って全然木目見えませんね】
これはネックをコンバートして利用するしかなさそうです
ジョイントネジのネジ穴は開けなおしますが、ネックポケットのフィッティングも問題なさそうです
実はこういうことがSQUIERには多々あって、しかも多くの人が考えるように「古い物の方が良い材を使っている」という訳でもないんです。今回の2本のストラトで言えば、オレンジが2004年4月10日の日付、ブラックが2005年10月18日の日付になっています。
というわけで、ブラックのボディーに生地着色した上で2トーンサンバーストに塗装しますが、フーラトンの時と同じようにイエローの下塗りを省き、木目の上に直接ブラックを吹きます。「缶スプレー」で吹く「缶バースト」です
多少緊張はしますが、2トーンはそこそこ自信がついてきました。3トーンももっと経験を積もうと思っています