今年先陣を切って開花宣言した東京ですが、今日は雪に覆われています。寒いです・・・
どのみち東京は外出禁止令下にありますから作業を進めようとしましたが、最近の強風で塗装途中の物が8本あるだけで他に進められる作業もほとんどなく、結局ブログ以外はゴロゴロして過ごしてしまいました
レリック作業中の画像は撮り忘れました
いつものことですが、作業に熱中すると気づいた時には出来上がっていて手遅れになっています
製作からもう3年経っていますが思い出しました。普段この回路にする時は、シリーズ接続回路をOFFにした状態では完全にノーマルなストラトの配線(マスターVOL、フロントTONE、センターTONE)になるようにしていますが、このDUCKのサーキットの画像を見ると、中央のPOTをマスターTONEにして、スイッチPOTはスイッチ機能だけを使って可変抵抗の部分は使っていませんね。
【トーンPULLの様子】
言うまでもなくイングウェイ本人はトーンは一切使わないということで、ワイヤーは結線されていないそうです。カスタムショップのトリビュートシリーズは、外したワイヤーをマスキングテープで留めるという見えない内部の状態までこだわって再現しているそうですが、大金をはたいて購入した人の中には「トーンが効かない」といったクレームを寄せてくる人がいるそうです
レプリカに大金を出すほどのイングウェイのファンが、彼がトーンを結線していないことを知らないのも不自然ですが、こういった点も私の「なんちゃってシリーズ」が、本物ドンズバの仕様を追求しない理由です。最近の作品で言えば、A・サマーズテレのスイッチの1つをフロントPUのタップスイッチにしたり、M・ミラーJBにイコライザーとは別にトーンコントロールを装備したりと勝手にアレンジしてしまいます。さらに「過去の製作品」カテゴリーや過去の記事を探っていただくと、J・ベックエスクワイヤーのピックガード下に「シャドーハムバッカー」を仕込んだり、あるいはスティーブ・ハウの白いテレキャスターの場合、彼は基本GIBSONユーザーなのでテレのセレクターを使用せず、レスポールと同じ位置にトグルスイッチを付けていますが、元のセレクターは撤去せずそのままになっています。これを放っておくのはもったいないと思った私は、このCRLセレクターをフロントハムバッカーのコイルタップスイッチとして活用しています。
中には傷の1つまでアーティスト本人の物と同じがいいという熱狂的なファンもいるとは思いますが、私はここ6~7年の(なんちゃって)ビルダー生活よりもプレイヤーとしての生活の方が圧倒的に長かったので、どうしても実用性を重視して自分の好みを盛り込みたくなってしまいます 自分用でなくて出品用であってもなぜかそうです
【このシールも必須!(笑)】
【ボディーに入った大きなクラックも表現】
このDUCKも、外見はそこそこ忠実に作っていますが中身は全然違います。
出品してすぐに落札されましたが、それからもう3年近く経ったので、近々また作ろうかと思います