「G・フーラトンSPECIAL」完成していませんけど・・・

ここのところ晴れ続きなのはいいのですが、連日風が強くて塗装作業がまったくできませんDASH! 塗装作業は雨もダメだけど強風もダメです。なので今は他のプロジェクトに時間を割いてますあせる

 

「SNAKE HEAD」の記事で予告しておきましたが、「エスクワイヤー2ndプロト」の製作をスタートしますパー

このモデルについては情報がとても少ないのですが、それらについての私なりの考察は、ちょうど1年前に1本目の製作を手がけた時の記事を参照してください(2019年3/18、3/30、4/1、4/3の記事)。

                                      【前回製作の1本目】

既成メーカーからはレプリカが出ていないこともあって問い合わせが多く、つい最近もヤフオクのコメント欄だったか、オーダーが可能かどうか質問がありました。ちょうど久しぶりに手がけようと考えていたタイミングだったので「お知らせ」だけしておきましたが、いよいよ製作記事をスタートします。

 

まずは、前回の考察記事(4/3)の中から一点訂正させてください。記事中、このモデルについての情報が少ない理由を「個人所有であるためか・・・」と書いていますが、展示ケースの中に飾られている画像を見ると、背景に「FENDERトルネード」と呼ばれるFENDER製品をランダムに積み上げたオブジェが写り込んでいます。

これは現在のFENDERコロナ工場のエントランスホールに置いてある展示物なので、現在はFENDER社で管理されているようですひらめき電球

「SNAKE HEAD」のようにカスタムショップからレプリカが出ないのは、出しても売れないと判断されているか、テレマスターとして知られたフレッド・スチュアートが退職してしまったからでしょうか?

 

今回はPHOTOGENIC製テレキャスターをベースに使います。安物ですがSQUIERのように薄っぺらいボディーではなく、またPLAYTECHやBUSKER'Sのようにスカスカに軽い(桐)材でもなく、充分な厚みと比重を持った木材で、ほぼ均等割りの3ピースボディー(これはレアなナチュラルの個体だからということもあるでしょう)という逸品です。

 

一番の大仕事はフロントPUとコントロールキャビティーの穴埋め作業です。

  【キャビティー内の漢数字「六」が中国製らしいです】

              【木材を切り出してフィッティングには多くの時間をかけます】

 

「部品メーカーや工房に最初からこれらの加工をしていないボディーをオーダーすればいいじゃんひらめき電球

と思われるかもしれませんが、かえって値段が高くなるものなんですよ。素人考えでは2箇所も未加工でいいのであれば、その分安くしてもらえるだろうと思うのですが、通常ラインから外れるだけで「特注品」扱いになるということでしょうかはてなマークとにかく出品価格を抑えるためには安物を苦労して加工するしかないんです。

                           【ネックもポリ塗装をすべて落とします】 

そして今回も例によって木部本体(ボディーとネック)以外のパーツは総取っ替えで、それらのパーツ代の合計は本体入手価格のなん倍にもなります。

 

次回はそれらのパーツを取り上げて紹介します。