コロナ事態は深刻度を増す一方ですが、読者の皆様におかれましても仕事や子どもを含む家庭のありように大きな影響を受けておられることでしょう
むろん私自身も影響を受けている一人ですが、それは当然としても、まったく予期していなかったのは、室内一人遊びである私の「ビルダーごっこ」にまでその影響が忍び寄ってきたことをご報告せざるを得ない事態となったことです
私の製作物の95%はリフィニッシュを伴う作業になるのですが、過去記事で何度も取り上げている通り、トップコートとカラーコートまではアイロン加熱とスクレーパーで剥離しており、その後、下塗りであるポリエステルサンディングシーラーはサンドペーパーを使って落とし、木地まで戻しています。
たとえば現在レストア中のFENDER JAPAN製プレシジョンベースですが、一見木地に見える茶色い部分はまだシーラーがのっている部分で、白い部分がバスウッド材の木地が露出している部分です。
シーラーを落とし切るのは時間がかかる大変な作業で大量の粉塵が発生するのですが、当然ながら防塵マスクをしての作業になります。
ところが これが手に入らないんですよ
【ブラジャーではなく防塵マスクを上下2つ並べた画像です】
マスク不足をこれで代用するらしく、ホームセンターから姿を消してしまいました。花粉の季節にもよく売れるそうですが、欠品状態になることはなかったと思います
マスクには「使用限度時間10時間」とありますが、私の相手は細菌やウィルスではない粉塵なので、洗って数回は使っています。ただし、洗うと鼻の部分の形を合わせるワイヤーがとれてしまうので何回もは再利用できません
塗装を落とす作業は、木部加工に先立つ工程なので後回しにできる作業ではありません。これが当分入手できないとなると、出来ることといえばピックガード類の製作や配線作業の一部くらいになります
またマスクだけではなく、私はパーツの研磨やクリーニング作業といった用途別に数種類のペーパータオルを使っていますが、これまた売り場から姿を消してしまいました
こんな物がなくなるとは思っていなかったのでストックもほとんどなく、古いTシャツなどを細かく切って使ってみようかとは思っていますが・・・ここに来て「なんちゃってビルダーライフ」が苦境に立たされています