ヤフオク出品用のスネークヘッドがようやく完成間近になりました。こちらはオリジナル同様のオリンピックホワイト仕上げです。・・・というか、FENDER最初の製品のそのまたプロトタイプなので、ずっと後年のカスタムカラーの名称である「オリンピックホワイト」というのは正しくありませんね
当時はただ白く塗っただけで、それが経年焼けで若干クリームがかっているだけでしょう。それから、FENDER社においては60年代に様々なカスタムカラーが正式にラインナップされることになるわけですが、その初期にはメタリックカラーを除き、トップのクリアコートは吹かれていなかったという事実に基づき、この40年代末のプロトタイプであるスネークヘッドにもトップコートは吹かずにホワイトを直接艶出し研磨してみました
それと今回の作品では、わざと色味の異なるホワイトを下塗りに使い、擦れによる部分的な色ムラも表現してみました(特に裏側)。
キットパーツに付属のコントロールプレートが黒いプラスチック製なのは安物ならではのご愛嬌ですが、上下2点で留められているのは見過ごせない欠点です。
その後のテレは、もっと大きいプレートでさえ2点留めであることを考えればそれで充分だったはずですが、実物が四隅の4点留めになっている以上、ガード材で作り直すことになります。さすがに金属で作る設備は持っていないので、シルバーで塗装するしかありませんが・・・
【接近し過ぎた2つのノブの位置も修正】
ほか、木材以外の付属パーツは大半を交換してしまいますが、ペグも交換せざるを得ないパーツの1つです。
実物は片側3個が連結されたクルーソンタイプで、このレプリカも現行販売されていますが、穴のピッチが合うかどうか心配なので、分離タイプですが、GOTOHから販売されているクルーソンスタイルのプラスチックつまみのペグを使用しました。
ブラックの物の色を落として、古びた雰囲気に仕上げています。
現在仮留め状態なのでプラスネジで取り付けていますが、出品時にはマイナスネジにしようと思います
このキットパーツはミニサイズPOTを前提にキャビティーが切削されているので、フルサイズPOTに換装するには穴を広げる必要があるのですが、自己満足以外にメリットはないので今回はそこまではしていません。
配線はクロスワイヤーで引き直し、キャパシターはセラミックを採用しました。
来週中の出品を予定しています。