今回、「塗装には手を加える必要がない」という動機で手がけたプロジェクトではありましたが、やっぱり手を加えました。・・・というのは、このK-garageはネックからボディーまで全てが艶消しのマット仕上げになっているんです。これでは、どんなに他のカスタムを進めても外観の印象に決定的な相違が生まれてしまいます。それで結局大変な労力を使って全体に渡って艶出し研磨を行い、グロス仕上げにしました。
両腕に筋肉痛が残るほどの重労働でしたが、リアル度は一気に向上したと思います。
また、マーカスのオリジナルも耐久性のあるポリ塗装なので一見きれいに見えますが、さすがに40年も第一線で酷使されてきた楽器なので裏側にはバックル剥げがあります。ふつうよりもややエンド側に寄っているのはマーカスのプレイスタイルに起因するのでしょう。これを再現しようと同じ位置の塗装を少し剥いでみました。
前回でベースとしてはちゃんと機能する完成と言っていい状態ですが、最後にこれを取り付けないと「画龍点睛を欠く」という重要なパーツがあります
アルミ棒を35mmほどでカットします。
中心に径3.5mm、深さ5mmほどの穴を開けます。
先端をヤスリを使ってドーム状に削っていきます。
ドリルにセットし、ペーパーの番数を上げながら研磨していきます。
最後はコンパウンドでピカピカに研磨します。
根元にはサイズ調整用のテープを貼って完成です。
完成品をトラスロッド調整口にキャップとして被せます
納得のルックス!!!
名づけて なんちゃってブレットヘッド(またはブレットヘッド型キャップ)