今回は「なんちゃってマーカス」ではありますが、ドンズバはフェンダーJAPANからも出ていますし(195000円)、私は私なりにあちこちアレンジを加えて製作しようと思っています
通常マーカスモデルは、フロント・リアの各ボリュームにトレブル・ベースの2バンドイコライザーの計4コントロールなのですが、やはりベースにはトーンコントロールが欲しいというのが私見です。別に自分用のベースじゃないんだからいいと言えばいいのですが・・・
それからジャズベの2ボリューム方式は操作が忙しいという印象もあるので、バランサーボリュームにしてリア→ミックス→フロントを連続可変できるようにしようと思います。ただし、これだと「ボリューム」とあるのに音量をゼロにすることはできないので、別にマスターボリュームが必要になります。名前が誤解を招くので、「バランサーボリューム」ではなくて「可変セレクター」っていうのはどうでしょうかね
マーカスの本物はブリッジの下が広範囲にザグられ、そこにプリアンプが搭載されていますが、現在のアクティブ回路は集積回路の技術の進歩でとても小さくできています。2バンドくらいであればザグる必要もなくノーマルのコントロールキャビティーに収まります。
【回路基盤はPOTにくっついているコレだけ】
今回はマーカス風にジャックの位置変更やミニスイッチ、バッテリースペースを新設するのでその周辺はザグることになります。
【20mmのホールビットでジャックとスイッチの穴を開け】
【006Pのバッテリースペースとコード穴を開けます】
コントロールは可変セレクター、マスターボリューム、マスタートーン、トレブル、ベースの計5ノブになってしまうので、2バンドイコライザーは2連同軸POTにします。
あまりコストをかけたくはありませんが、せっかくのアクティブ回路を生かすためにも、ピックアップにはアルニコ仕様のGOTOH製に交換します。ファイバーボビンにクロスワイヤーという完全ヴィンテージ仕様のピックアップです
それからパネルの留めネジですが、本物の画像を見ると、バッテリー蓋の4つの留めネジはシルバーですが、隣接する外側の留めネジ3個だけは黒いネジが使われています。デザイン上銀ネジが密集するのを防ぐ目的でしょうか?
微細な部分ではありますが、こだわって再現しておきます。
なかなかイイ感じに仕上がってきました