「テレ改造はつづく・・・⑰」の続きです。
テレキャスター版SUGIZO:D2の続きです。現実にはそんな物は存在しません。私が自分の妄想を形にしているだけです
もう何度も記事にしているので画像は省略しますが、複数のピックアップをシリーズ接続させる場合、もしそのピックアップがアースとCOLDを兼用していたら必ず分離してください。ストラトのPUだとアース線はないのでそのままで結構です。
では新品のピックガードのビニールを剝ぎ、大穴を2つ開けます。
1つ開けるのに30分ほどかかります。
2つ目は、リアとあわせた位置の測定に時間がかかるので、トータルで1時間ほどかかります。
キャビティーにPUのケースだけ入れてみましたが、まったく問題なさそうです。
次はブリッジの位置決めですが、その前に大雑把にレリックしておきます。
SUGIZOのストラトの写真を参考にしますが、細部についてはテキトーです
ブリッジの位置決めです。
紐を張って位置決めしますが、元がフェンジャパなので、それほど神経質にならなくても大丈夫でした。それよりも今回ベースにしたテレはフェンジャパとはいえ廉価版のTL-33なので弦が裏通しではありませんでした。今回使う3ウェイブリッジはどちらにも対応できる穴が開いていたので、ひと手間増やして裏通しもできるように追加加工します。
ボディー中央に6個の穴をきれいに並べるのは簡単ではありませんが、「自作ツール」の記事にある「垂直ドリルガイド」を参考になさってください。
ブリッジに開いた穴は3mmなので、私の道具も3mm対応です。裏側のブッシュは9.5mmなので、徐々に広げる必要があります。
9.5mmまで広げると、かなり大きくなります。
穴の深さもビットに目印をつけて深くなり過ぎないように気をつけないと、弦の引っぱる力でどんどんめり込んでいくことになります。
サーキットは全て新規製作したもので、3PUのストラトと同じようにハーフトーンも使えるCRL5ウェイセレクターです。
それに加え、トーンがスイッチPOTになっていて、PULLすることでリアとフロントにはそれぞれセンターがシリーズ接続されるようになっています。
市販品の「ブレンダー回路」などでは、シリーズ接続と引き替えにノーマルの機能が一部不能になりますが、この回路では5ウェイの機能に変化はありません。
難しいように聞こえるかもしれませんが、決して複雑な回路ではありません。むしろ恐ろしく単純です
フロントとリアのCOLDをまとめてミニスイッチの中央端子につなぎ、OFF側はグラウンドに落とし、ON側にセンターのHOTを繋ぐことでON時にフロント+リアのCOLDとセンターのHOTをショートさせるようになっています
仕組みはたったこれだけなので、実はセレクターもミニスイッチも2回路のうち片側の1回路しか使っていません(トーンをマスタートーンにしているため)。
次回は完成した姿をお披露目します(忘れずに・・・)