忘れていたリアPUキャビティーの切削を終え、いよいよボディー本体にアッセンブリーの組み込みを実施します。
先にブリッジを搭載しますが、その前にブリッジ下から直接コントロールキャビティーへと伸びるアース線のトンネルを2mm径のロングドリルで開けておきます。
カスタム前のノーマルブリッジの場合はリアピックアップ側に伸びていましたが、ブリッジが短くなったので露出してしまうからです。
あとはアッセンブリーを繋ぐだけ…でしたが
やはり心の中の「つかえ」を取り除くことにします
フロントPUのワイヤーをクロスワイヤーに交換します
保護テープの下にあるコイルに繋がっている部分を弄るのは危険なので、赤白のビニール線がボビンの下に抜けた箇所で切断し、クロスワイヤーを接続します。これだけコイルに近いと、細いビニール皮膜を剝くためにニッパーで引っぱるのも正直怖いです
あと線をつぎ足すのに熱を加えるのも怖いです
なんとか手術を成功し、熱収縮チューブで覆ってから急いでテスターで導通をチェック
良かった「6.09」測定できました。
手術前には「5.99」だったのが少し上がりました
ワイヤーを全て繋いだらパネルを閉じて弦を張り、音出しです。
テストベッドによって配線作業に問題がないことは分かっていますが、トーンノブのPULLによるシリーズ接続の操作性を確認します。
カチッ、カチッっと小気味よく機能します
あとはイントネーション調整など、セットアップを詰めていくだけです