前回の続きです
いきなりピックアップの話から進めましたが、本体はリア1発の(シングルカッタウェイ)レスポールJrにフロントピックアップを追加した物です。
なのでコントロールは1vol/1toneのみで、トグルスイッチだけ後付けしているようですね。それとバーブリッジだったものを、T・O・Mのコンビネーションブリッジに変更したようです。
これを再現するのに、同様の1PUモデルを使うのはスイッチとブリッジの追加加工に手間がかかり過ぎるので、私は横着してバスカーズの2ハムモデルを使いました
まずは黒だった塗装を全て剝がした上でリア側のVOLとTONEの穴を埋めます。
見えない裏側ではありますが、ここは手を抜くことなく加工後に丁寧にパテも盛って研磨し、塗装をすれば痕跡もなくなります。
本物はマホガニー材でGIBSON伝統のチェリーレッドですが、これはバスウッド材でほぼ木目もなく、染料系塗料のチェリーで着色することもできないので塗りつぶしのカラーで塗装します。
参考にした作例の画像はどれも新品同様の濃いチェリーレッドですが、実際のオールドは半世紀を経てかなり退色が進んでいると思うので、バースト写真集のバック側を参考にしながら、イメージに近いややオレンジがかったカラーに塗りました。
言い忘れましたが、2ハム仕様だったキャビティーは、フロントシングル、リアP-90のサイズに合わせて木材を継ぎ足しておきます。
それからGIBSON系なのでネック全体もボディーに合わせてリフィニッシュする必要があります。ヘッド表面はブラックですね。
【上画像は水研ぎを終え、クリアを吹く前の状態です】
順序が前後しましたが、塗装前にピックガードの製作を先にやりました。
ここも既製品は使えないので全て自作します
ピックアップ周辺は実際に組み込む際に現物合わせが必要なので、とりあえずここまで・・・
ネジ穴などは最後の最後でOKです。
あ~、もう半年近く新作の出品をしていませんが、今しばらくお待ちください