本屋さんで音楽雑誌を立ち読みしていたら、懐かしいギターの再生産記事が載っていました。
私が中学生から高校生の頃(70年代末~80年代初頭)、高嶺の花だったFENDER・GINSONは、現在の目から見れば共に没落しつつある時代だった訳ですが、そんな事を知らない我々ギター少年は、「ストラトは買えないけどLEADⅠ・Ⅱならなんとか・・・」、とか「スタンダードやカスタムは買えないけどTHE PAULならなんとか・・・」などと妄想を抱いていたものです
80年当時のカタログでFENDERストラトが231000円(ローズ指板220000円)
それに対してLEADシリーズはどちらも141000円(ローズ指板130000円)
GIBSONレスポールはスタンダードが270000円、カスタム305000円
それに対してTHE PAULは180000円
本家GIBSONは、ここにきて再び没落の時代を迎えている訳ですが、今回の「THE PAUL復活企画」 どうも我々「昭和40年男」をターゲットとしているように思えてなりません
「当時は欲しくても買えなかったでしょ~」という甘い囁きです
オモチャの売れなくなった玩具会社が「大人買い」を見込んで、超高額な超合金を復刻するような感じです
早速画像をチェックしてみましょう
40年前のオリジナルと比べて見ると・・・
オリジナルはトグルスイッチにスイッチプレートが付いていますね
『Guitar around the80's』の掲載写真にもちゃんと付いています。
実は、再生産の新品も当時の定価程度で売られており、オリジナルの現在の相場もヴィンテージ扱いはされておらず、120000~150000円といった値段で買えます。これをわざわざ復刻した意味がよくわかりません
ただただ「こんなんあったな~」という印象です。
フェンダーLEADシリーズの方がまだ売れるかもしれません。
・・・で、わざわざこんな記事をものするからには・・・
作りますよ
既製品には興味ないので、申し訳ないですがGIBSONの売り上げには貢献しません。ネタに使わせていただくだけです。だれも欲しがらないかもしれませんけど、どうせ趣味のブログですから、自分が作りたい物を作るだけです
FLAVORとかいうジャンク品を入手しました
レスポールスペシャルのピックアップをハムバッカーにしたようなギターです。
これと似たようなヤツ、フェルナンデスやエピフォンなんかも出してますよね
まずはバラして塗装剥ぎです