FIRST ACT④ブラックビューティーと同時に作業スタートした③ですが、④に大きく遅れながらも完成に近づきつつあります
④はかなりGIBSON寄りのカスタムを施したので、③は思い切りFENDER寄りにすることにしました。ズバリ『テレラト改造』です
以前普通のストラトに導入したアイデアで(※「テレラトキャスター参上」の記事参照)、記事にあるように在庫過多に陥ったテレ用のフロントPUを消費するためのプロジェクトなんですけどね。先日はOPBベースにまで使いました
とにかくそうと決まったら、まずはピックガードの製作です。クリアファイルの上から大まかにアウトラインを描き、これを元にピックガード材から切り出します。
ピックアップ3基はストラトと同じ間隔にしますが、リアも平行にしてみました。
【ここから綺麗に仕上げていくのがとても時間かかります】
【1ボリューム1トーン(スイッチ)、5ポジションセレクターです】
今回のサーキットには、前回のテレラトでは施さなかったシリーズ回路を組み込むので、各ピックアップには金属カバーのアースを独立して取り出す(※ノーマルはCOLDと兼用になっている)修正とともに、センターPUのマグネットをひっくり返して逆磁極にする改造を施します。
【直流抵抗値の大きい順にリアから並べます】
【マグネットを加熱し、接着剤を軟化させてから慎重に外します】
テレのピックアップはやや非力なので、リアorフロントを選択時にtoneノブをPULLすると、それぞれにセンターがシリーズ接続されて擬似ハムバッカーになるHSH回路を施しておくのです
各種キャビティーの切削は、ピックアップやブリッジの位置を精確に定めてからになります。
このFIRST ACTは見た目コンパクトですが、スケールはFENDER同様の324スケールです。ブリッジの位置決めは、ナットを外してからメジャーを当て、648mm地点にサドルが来るように設定します。
【鉛筆の線はピックガードのラインです】
【5ポジションセレクターの在庫切らしてました】
次回は各種キャビティーの切削作業を取り上げます