FIRST ACTを早く仕上げたいところですが、バックオーダーを抱えている上に、このブログからリクエストをいただいている50年代風テレキャスターも製作途上にありますあせる

当方趣味人であってプロではないので、基本的には個人的なオーダーは受けていないのですが、過去に取り引きがあった方からのお願い事は聞かない訳にもいきますまいニヤニヤ

幸い関東地方はカラカラ天気が続いており、塗装作業は工程に支障なくできる状況ですグッド!

 

年末年始の帰省時に塗装剥ぎだけでもやっておこうと持ちかえった5つのボディーですが、猫活動があまりにも忙しく、テレ2本とストラト1本は何とか完了したものの、ジャガーとジャズベースはほぼ手付かずのままでしたチュー

そんな中、つい先日近所のハードオフでまたしてもFIRST ACTを発見してしまい、ここ数日心が落ちつきませんゲロー 値段は6480円ですが送料がかからないので高くはない買い物です。いったい何本買っているのやら・・・

・・・という訳で、大きく進捗しているわけではありませんが、各種キャビティー開けはほぼ完了しましたパー

これはピックアップセレクターの裏蓋の製作画像です。普通はレスポール用をそのまま流用するところですが、今回は細い6弦ホーン部に無理に設置するため、あまりにもギリギリ過ぎて見た目が悪くなるので、直径が5mm小さい55mmで新規製作することにしました。

ピックガード材から直接切り出して真円に整形します。

ボディーの方も、前回開けた穴の周囲にトリマーで深さ3mmの落とし込み加工を施します。

この部分はある程度の幅がないと3個のネジ穴のための充分なスペースとなりません。

きれいに収まりましたウインク

 

次にハムバッカー用のテンプレートを用いてピックアップキャビティーの切削を行います。

自分で言うのもなんですが、元々開いていたリアのキャビティーよりもタイトでシャープに仕上がっています。

画像左奥のステー部分に開いている穴は、6弦側ホーン部分からコントロールキャビティーに向けて6mmのロングドリルで開けた配線用の穴です。この後、ホーンに開いた入口側の穴は木材で塞ぎます。レスポールモデルの製造と同じ手順です。

また、配線コードをできるだけ短く済ませるためにピックアップキャビティーの間の壁の右側にも穴を開けています。これはネックポケットの突きあたりからドリルを入れるのですが、フロントとネックポケットの間の穴も不要なので塞ぎました。大量生産品の場合はこういった隠れる穴はそのままにされるところですが、私の場合は1本に好きなだけ時間をかけられるので6mmのプラグを作って塞ぎ、さらに突き出た部分は再度トリマーで綺麗にさらっておきましたキラキラ

3PUとなった姿がリアルに想像できるようになってきました音譜

 

次に大がかりな切削となったのはコントロールキャビティーですが、ここはいたずらに穴を拡張せず、POTの入る部分だけを最小限に切削することにしました。

元々軽量なギターですが、すでにかなりの量の木材を切削しており、ある程度は増えた電装系パーツの重量で相殺できるでしょうが、最終的な重量バランスを考慮しての決断ですキョロキョロ

レスポール用の菱形のパネルでも全体をカバーできなかったため、手持ちの中で一番大きな半円形のパネルを使うことになりました。ちょっと大げさですが、不規則な形のパネルを製作するよりはスマートな見た目に仕上がると踏んでのことですひらめき電球

 

ブラックフィニッシュになる予定ですが、レリック加工時に露出した木部が不自然な白木とならないように一応生地着色も施しておきます。完全に木地に戻していないと、シーラー層が残っているようではこんなに綺麗には染まりません。オーバーラッカー物や手抜きリフィニッシュを見分けるポイントですひらめき電球

ここまで終われば気もち的には、ほぼ8割がた完成です音譜(今回は電装系もちょっと手間かかりますが・・・)

さーて、この週末はいよいよ塗装作業に入りますかDASH!