うっかりバラす前の画像を残しておくことを忘れてしまいましたが、中国製の中では比較的作りの良いJUNO製のテレキャスターをカスタマイズしてみました
前回に続きメイプルネックのテレなので、50年代風にカスタマイズしてみようと思います
元色はブラックですが、いつものようにポリ塗装を落として木地まで戻した上でオールラッカーでバタースコッチブロンド風にリフィニッシュし、細かいウェザーチェックと塗装の剥がれを表現しました
ネックは裏面をオイルフィニッシュのあと汚し加工を施し、さらに2000番のペーパーで研磨してサラサラの手触りに仕上げています。
フィンガーボード面は、オールドによくある指板面の塗装剥がれをルーターで表現したあと、木地の露出した部分に独自に調合したステインを塗布して黒ずみを再現します。
また、ピックガードもホワイトから5点止めブラックガードへ、ブリッジも(トップローディングですが)6ウェイからオールドスタイルの3ウェイへと交換し、50年代風のデザインで統一しました
電装系には私が多く手がけているフロントハム改造を施しましたが、今回は久しぶりにフルサイズのハムバッカーではなくミニハムにしてみました。私自身はこの方がテレのキャラクターによりマッチしていると思っていますが、どういう訳か既製品にはミニハム改造はあまり見あたりません。ぜひとも試してみてほしい組み合わせです
それから私はテレ用の4ウェイセレクターを使ってシリーズ接続が可能なように配線することが多いので、ネットでまとめ買いをしていたのですが、思いがけず不良品に出くわすこともしばしばで、心底イヤになってきました
CTSポット、CRLセレクター、SWITCHCRAFTジャック等々、米国パーツをやたら有り難がる人がいますが、私は本体が米国製でない限りは日本製を使いたいと思っています。不良品の正体は後日記事にしようと思いますが、さして精密部品でもない2回路のスイッチ、しかも見た目で分かる不良品が検品をすり抜けて遠い日本まで運ばれてきているのです
このスイッチの不具合に気づくのに時間がかかり、せっかくの日曜日の大半を無駄に過ごしてしまいました
4ウェイセレクターの特許が切れるまではUSA製をチェックした上で使うしかありませんが、今回は気をとりなおして別の方法を試してみることにしました
ふと思い出したリッチー・コッツェンモデルと同じように、トーンノブをPULLすることで、セレクターの位置に関係なくフロントとリアがシリーズ接続されるというカスタマイズです
早速ダンボールの切れ端に簡単な図面を描いてからやってみると、ちゃんと機能しましたよ
4ウェイセレクターだと、演奏中にフロントやミックスの位置にピタッと止めるのは難しいし、ちゃんと目指した位置に止められたか心もとないのですが、トーンノブのPULLであれば間違うこともなく自信を持って操作できます。・・・コレいいかも
これでテレが5本減ったわ
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