前回の続きです
3本目のエスクワイヤはPHOTOGENIC製です。
塗装を全て剥がして下地処理が終わったら、資料を見ながらコンター加工を施す部分に印をつけ、カンナやノミで削っていきます。
【表裏でかなりな量削るので、部屋が木屑だらけになります】
塗装を終えたら組み立て前に、おおまかにレリック加工も施しておきます。
【この時点では弦裏通しの予定はなかったみたいですね】
3号機は再びシャドーハムバッカー仕様に戻すものの、ピックアップを弦に近づけるためにネックポケットを1.5mmほど掘り下げた上で、フロントにはIBANEZのハイパワーピックアップV8を搭載。
【上には同時進行中の剥ぎナチュラルフランケンのパーツが・・・】
さらにはレバースイッチにUSA製4ウェイセレクターを装備してフロントとリアのシリーズ接続を可能にしています。これによってレバーを一番ネック側に倒すとトリプルコイルによる暴力的なほどに図太いサウンドが飛び出します
【フレッド・スチュアートが開発したという4ウェイセレクター】
中身はこのように先進的なものにしましたが、外見は時代に逆行し、ブリッジはオリジナルの6ウェイを取り外してブラス製3ウェイブリッジに変更し、あわせて弦を裏通し式に改造しました。
【ブリッジの固定ネジにはレトロなマイナスネジを使用】
【ブッシュはオールドに忠実に全体を埋め込み式にしました。
また、ここをキレイに一直線に並べるのは技術が必要です】
【アウトプットジャックもカップ式に変更しました】
3本目なだけに、自分としても満足のいく仕上がりになりました