グッド・ジョブ媚薬8 黙示禄109 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

「亮大丈夫?」
ケイトが心配そうな顔をした。
「大丈夫です、行きましょう」
「はい」
ケイトは亮の久々に見る真剣な顔を見て
素直に返事をするだけだった。

「マギー、昨日の結果を聞いていませんでした」
「はい、黒崎正一郎に例の睡眠薬を
 飲ませて、昨日美喜さんとS○Xしたように
 錯覚させました。今朝黒崎からご機嫌で美喜さんの所に
 電話がかかって来たそうです」
「睡眠学習用の睡眠薬が予想外に役立ったみたいですね」
「ええ、それで黒崎は今日のF電機の株主総会に出るそうです」
「なるほど、3000万株は向こうに行ってしまいましたか・・・」
亮のわずかな期待が外れた。

「そちらに仁木さんが須藤武と言う男が連れて行きます。
 塩見の手下の宮部に僕を殺すように指示されましたそうです。
 どうにかして、味方になるように説得してください」
亮は歩きながらマギーに電話を掛けた。
「もし、須藤武が味方に付かなかった場合はどうする?」
「後の処理はマギーに任せます」
「つまり仲間に引き入れる事が出来なかったら
私の判断で始末して良いわけね」

「もちろん、焼いて食おうと煮て食おうと生で食おうと
 ご自由に・・・信じています」
「了解です」
マギーが電話を切ると須藤を連れた仁木が車の窓を叩いた。
マギーは車から降りて須藤の前に立ち握手の為に手を差し伸べた。
「マギーです、よろしくね」
「どうも」
須藤はミニスカートから伸びるマギーの長い足と0
胸元の谷間をチラチラと覗き込んで小さな声で
答えた。
「マギー、俺も一緒にいようか?」