官能小説 グッド・ジョブ 媚薬 花達の復讐 55 | 渡夢太郎家の猫

渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

渋谷のセンター街では林玲が少女達と話をしていると

金髪の女が近づいてきた

「あなた強いんですって」

林玲が突然見知らぬ女に声をかけられて身構えて

答えた

「な、何ですか?」

「篠宮麗子。大丈夫よ、何もしないから」

篠宮は微笑んで

「とてもいい物があるんだけど、みんなと一緒に来ない?」

林玲はその言葉で例のやつが現れたかと思い

「よし来た」

小さく手を握り締めうなずいて。四人の少女達と一緒に

林玲は篠宮についていった。

「どこへ行くんですか?」

少女の一人が心配になって聞くと

「教会よ」

篠宮は振り返って返事をした




亮とトムの打ち合わせが終わると

「どうだ、話は済んだか?」

ジャックマンが二人の方を覗き込むと

「ええ。あらかた済みました。後は内装工事業者と設計図を画きます」

亮がジャックマンに頭を下げると

「おお。そうか」

「では、私の希望を話させてくれ」

「はい」

「まず、今回のスポーツジムはマッスルカーブ日本第一号店になってもらう。

 会員権はアメリカの物も使えるようにして情報はオンラインで繋ぐ」

「いいんですか?」

「もちろん」

「ロイアリティは?」

「いらんよ、軌道に乗って二号店が出せるようになるまではな」

「分かりました」

「ただ派遣するスタッフの給料は払ってもらうがね」

「スタッフを派遣してもらえるんですか。ありがとうございます」

「うん、今人気のシュエイプアップダンスのインストラクター、

 デビッド・ジョンソンを一ヶ月来させる

 本人のレッスンと日本のインストラクターの教育をさせる」

「本当ですか?」

「うん、約束する。その代わりブームを起こしてDVDを売ってくれ」

「はい」

亮が返事をすると絵里子と美也子と和子は手を叩いて喜んだ

「すごい、すごい」

ジャックマンは三人の拍手に振り返ると

「ブルー大丈夫です、彼女達は秘密を守ります」

「そうか、ここは仕事にいいところだな」

ジャックマンは亮と彼女達の関係を知らずに

感心して絵里子と握手をした



「それから、SPOPIAブランドはライセンス契約で

 年3%のロイアリティを貰う」

「はい、生産は日本でやります」

「ん?中国で作ったほうが儲かるぞ」

「いいえ、日本で作って商品のクオリティを上げたいんです」

亮はスタジオDの縫製工場と同じ工場を使う事によって

コストダウンを計る事を考えていた

「そんなにいい物なら、アメリカに輸出すればいいじゃないか」

「そのつもりです」

「あはは、それはいい」

ジャックマンは亮の肩を叩き握手をして

信頼関係の深さを全身を使って表現をし

「さあ、乾杯だ!」

ジャックマンはシャンペンの入ったグラスで

乾杯をした





亮は林玲から来た写真付きのメールを開くと

『この女が例の物を持っているようです。今この女に

 付いてある場所に向っています』

亮は林玲に返事を書くと美咲に女の写真を転送した


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