文藝春秋に、芥川賞受賞作が掲載されていた。
「乙女の密告」
そういえば、若い二人 金原ひとみ と 綿矢りさ が同時受賞したときは(03年)、
私も若かったせいもあってそれなりに面白く読めたが・・・。
今回の、受賞作は・・正直言って私の好む文体ではなかった。
題名はわくわくするのであるが・・・。
選考委員の石原さんや、村上さんの意見に私も同調するし、
あまりにもアンネと主人公である外国語大学の女子大生と行動、心中とのつなげ方にすごくムリがあると思った。
(というか、実際に文藝春秋で選評を読んでて、これでなんで選んだのだろうというのが疑問だけれど・・・)
この本もそのうち店頭に並ぶのだろうと思う。
もっと、洗練された、わかりやすい小説が読みたい。
でも、そもそも芥川賞ってなんだろうって、ウィキペディアでみたら、
ちょっとがっかりしたかなって思ったりしてしまった。
単純に新人のための文学賞というものでもないみたい。