とーとーきたよ…オーバーナイトステージ。
ステージ4は86.2km。
制限時間は35時間です。
スタートしてすぐ、村みたいな所を走りました。オアシスみたいな感じで宿泊施設もあって、泊まってる方が応援してくれました。ここでなんの観光をするんだろう…
食べ物は宗教上の都合で欲しがらない子もいるけど、飴とかチョコはあげてる人いました。
今サングラスあげたら、目がしぬわ。
無視します。
その子たちの足元見たら、ペラペラのサンダルなんですよ。この砂の大地をサンダルかい。
そりゃ、この大会でモロッコ以外から優勝者は出ないよね
オアシス周辺は走りやすい。
この日もサラサラの山を上下したり
10kmも行かないうちに、2時間後にスタートしたトップ選手に抜かれました。はえー!
この日、私はなんだか右足がとても痛い…
そして気持ちも悪い…
力が出なくてフラフラしてました。
実はロングステージになるので、便秘を解消したくて、昨夜下剤を飲んでいたんです。
スタート前に便は出たけど、体内の水分バランスが崩れていたんだと思います。
水は飲めたし、ジェルやサプリもとれていたのですが、途中でお腹下しました。
人生初めてのぐそしたよ
ひとつめのCP(チェックポイント)で靴を脱いでみました。
…右足の小指が死んでた。
小指がまるまる水ぶくれ。
メディカルスタッフに水抜いてもらおうとしたら、『ここで抜いたら、後のCPで毎回抜かないといけなくなるからやらない』って言われました。でも抜かないと痛くて歩けないよ。
なので、自分の針で刺しました。たくさん刺さないと全部出なかった。ハサミで切ったりしたかも…。でもこのメディカルの言った通りで、この後のCPでずっとこの小指と戦うはめになり、時間のロスがハンパなかったです。
ちなみにCPは全部で7ヶ所ありました。
ヘッドライトと後ろのランナーのためのサイリウムをバックパックにつけます。
ほんとに真っ暗でなんも見えない。
日本のナイトレースで暗いの怖かったけど、あまりに暗すぎて怖くもない。
コース上、方向を示すサイリウムが置いてあるので、それを目指して歩きます。
途中で足の裏に『ズルっ』て感覚があって、『これは足の裏の皮がずる剥けたな』と思って、痛くて痛くて泣きそうになってて、かつ、前後がいなくて呆然としながら歩いてたら、
後ろから3人のフランス人ランナーが来ました。彼らは話しながら進んでて、言葉はわからないけど、とりあえず一緒について行く。
ペースが早かったけど、
ここで置いてかないで!!

って気持ちだった。この時は道が固い土?(見えてないからわからない)だからまだ頑張ってついていけた…。
何時間一緒にいたか分からないけれど、CPの明かりが見えた時のホッとした気持ちが忘れられません。
『一緒に歩いてくれてありがとう』と彼らに伝えました。
CPで靴脱いで、砂出し作業。乾燥してても、足は蒸れまくりだから靴に入った砂が靴下にベットリ。
小指。
爪と皮膚が足から離れちゃった。まじいたい。
隣で休んでたランナーもびっくりしてたよ。
これ、閲覧注意案件じゃない?
わたし、爪って指の骨?についてるのかと思ってたんですよね。だから爪が動いた時はびっくりして。
これ、小指壊死とかにならないの?
って思いました。
CP5は大きなCPなので、キャンプファイヤーしていて、みんなが仮眠してました。サルタンティーも貰えました。
その前のCPで、アルファ米とお茶漬けの素を入れたジップロックに、お水を入れてたのが出来ていたので食べました。
それが、途中で水が漏れてしまったらしくて、フロントバッグに入れてたんだけど、ガイドブックとかがべちょべちょになっちゃってたよ

梅茶漬けのにおいがすごい(笑)
水が漏れてたからかしらないけど、
まじでくっそまずの飯でした。でも体力回復の為に食べました。ここでも思ったよね、『なにやってんのかなぁ…』って…。
このごはんはサハラマラソンで食べた中で1番のマズさでしたね。
ちなみに『アルファ米が嫌だ、飽きた、臭くて食べれなかった』って言うランナーもいたけど、私は全く問題なかったです。昔から旅行とか、海外のレースの時食べてるし。大学生の時、バックパッカーした時もお世話になりました。やはり日本人は米だ!という固定概念。
特に試食もしなかったです。逆に日本で食べていかない方が私は良いと思います。日本では自分が美味しいと思う物を好きなだけ食べればいいんじゃないかな。サハラという、特殊な環境にいるんだから、マズくて食べられない、は無いと思います。日本だとマズけりゃ残すけどね
オーバーナイトのレポートはやはり長くなりそうなので、2回に分けます。
暗すぎて写真もないですが
では、つづきをお楽しみにー!誰も待ってないけど!(笑)











