母本人も家族も先生も、『いつもの事』と、

思っていたが、もしかしたら母は少し、何か自分の体に起きている異変を感じていたのかもしれない…。


この日の母は『いつもの事』、『いつもの薬』だけで

終わらせなかった…


「先生、MRI撮ってもらいたいです」


自ら申し出たのだ。