さあ、6月19日の『虎の門ニュース』の文字起こしです。
今回も取り上げる項目を絞ります。
通常国会閉会と、
皇室典範特例法成立の2点
皇室典範特例法については、特に付帯決議の「女性宮家」について
とうとう青山繁晴さんが、皇統の崩壊の可能性に言及しました。
たとえ話ではありますが、実際に乗っ取られる可能性の危機を感じて、
何かつかんでるからこそ、こういった発言になったのでは?と思います。
全力で阻止したいですね。
例によって発言通りの書き起こしではありません。
わたしなりに文章を入れ替えたり、繰り返しは省いてます。
箇条書き、「です、ます」体混在です。
気になった部分を
太字、
色字に、
(かっこ)内はわたしの捕捉、ツッコミ、ぼやきです。
また、耳で聞いた言葉の文字変換なので、
発言者の意図と違っている場合もあります。
2017年6月19日 DHCテレビ『真相深入り!虎ノ門ニュース』
出演:青山繁晴氏
司会:居島一平氏
≪文字起こしここから↓≫
政府の新規法95%成立 国会が事実上閉会
==ニュース概要==
今国会で政府が提出した新規法案66本のうち63本成立、成立率95%
去年の通常国会およそ85%上回る。
最大の焦点となった共謀罪の趣旨を盛り込んだ、改正組織犯罪処罰法は、
与党が数の力を背景に委員会採決を省略して本会議採決に持ち込む中間報告という
異例の手続きで成立を図った。
他、性犯罪を厳罰化する改正刑法や、衆議院のいわゆる一票の格差を是正する為、
小選挙区の定数を6つの県で1つずつ減らし、6県を含む
19都道府県の97の選挙区で区割りを改定する改正公職選挙法などが成立した。
==ニュースここまで==
青山繁晴氏:
これはラジオテレビ用に書き換えた記事。でもこれだけの長さのある記事。
真ん中あたりにさりげなく「数の力を背景に」と書いてある。
「数の力」て何ですか?
これきっとこの記事のニュアンスを外国人が英語に翻訳し読んだとすると、
日本はクーデターがあったのか?と。
多分この書き方だと、自由民主党というのはクーデターやったのか?と。
これムチャクチャなんですよね。
「数の力」というのは、皆さんがこの『虎ノ門ニュース』に(観覧に)来て下さる方も
本当は自民党嫌いが多いと思います。長年僕も自民党嫌いだったわけですから。
今も好きとは言ってませんよ。
いろんな意見はあるけれどもその時の選挙で他に選択肢が無かったり、
或いはこの候補者が信頼できると思って投票したりで、
福島瑞穂さんとか、山田太郎さんであっても、それ全部民意を反映してるんですよ。
当たり前じゃないですか。
じゃあ「数の力」と書いてるのは、「与党が大きな支持を背景に」と
いう事でしょ?これ。
でもこれって明らかに「暴力を背景に」と書いてあるのと同じじゃないですか。
だから僕はさっき決して冗談を言ったんじゃないんですよ。
「暴力を背景に」というニュアンスで書いてあるという事は、
普通世界のどこへ行っても、ちゃんと議会政治がある所ではですね、
これ選挙の結果を言ってる、と。
しかも地方紙に一斉に、諸外国ではあり得ない、合計1800万部の
北海道から沖縄までの地方紙全紙に記事を配信してる立場の通信社が
この公明正大な選挙の結果としての議席の数を暴力のように書くという事は
あり得ないわけですよ。
どれだけゆがんでいるのか、というのがこの長いニュースの真ん中辺に
ひょろっと入れたんです。
さっきの世論調査の話と繋がっているというのがお分かりいただけると思います。
(前の記事で世論調査で内閣支持率低下を取り上げました。)
その上で95%成立と書いてあるでしょ、
僕記者時代からこう記事は書かないんです。
お断りをしておりました。
なぜかというと、95%とか、これが例えば10%とか言うなら別ですよ、
政府或いは議員立法で出された法律の内、この場合政府ですね、
政府提案の法律の内1割しか成立しないというなら問題だけど、
95%成立して去年の通常国会は85%だったから、6ポイント上だ、みたいな
いい成績だ、みたいに書いてあるが、どんな意味があるんですか?
これ日本の受験社会の反映でもあるんですよ。
こうやってわずかな得点差を争う、みたいな、ね。
そんなことはっきり言って一番大事な問題じゃないですよ。
一番大事なのは、どんな重要な法案がちゃんと通ったのか、という事であって。
で、この記事の中に「数の暴力」みたいなおかしな書き方してあるけれども、
要するにテロ対策準備罪法ね、或いは改正組織犯罪処罰法でもいいですけど、
間違っても強暴罪ではない、その法律ができた、と。
これで
ようやくTOC条約というのに参加できるわけです。
それで、記事の中に書いてないけど
Transnational (トランスナショナル)国境を超える、つまり国際ですね。
Organized (オーガナイズド)組織化された
Crime (クライム)犯罪ですね。
だから、「国際的に組織化された犯罪」をどうにかしましょう、という条約で、
これにようやく加盟できる。
ところが国会審議で、これはテロと書いてないじゃないか、国際組織犯罪と、
だからテロ等準備罪法というのは、
テロと言ったら泣く子も黙ると思った安倍さんのずるいやり方だ、と。
最後までそうだし、これからもずっとそうですね。
これは全く現場を知らない話であって、テロ対策の現場をずっと歩いてきました僕の
ような実務者の立場からするとですね、
テロとひと言でも言ったら、この条約は出来なくなるんですよ。
前も言ったと思いますけど、
ウイグル人の独立運動を、ウイグル人はまさか自分でテロと言ったりしませんね。
でも中国政府、中国共産党はこれをテロと言って激しく非難するだけじゃなく、
弾圧してますよね。
でもウイグル人てトルコ系ですから、中国の周りを取り囲んで
中央アジアの国々も含めてトルコ系減ってるんですよね。
中東まで行けばトルコがそうですし。
そして、そこの国民や政府は、このウイグル人の活動をテロと言われる事に
非常に強い憎悪と、反感とを抱くわけですよね。
だから、テロ対策で(法律を)やりますと言ったら、こんな、
ほとんど世界中が加盟するような条約が出来るはずがないんですよ。
そんな事も国会議員が分からんのか、という話です。
そんな事を外信部がある共同通信が分からないのか、という話なんですよ、本当は。
その上で、このテロ等準備罪法、或いは国際組織犯罪の条約(TOC条約)に
ようやく日本も出してきたから、これも、テロが起きてから裁くだけでなく、
テロが起きないように未然に防ぎます、と、いうのがこの条約。
この条約は資金源に着目してるのが画期的だから、資金源を断ちましょう、
という事に日本も協力するようになりました。
実は15年間、この法律が出来なかったんですよ。
だからもう日本は取り残されてて、なんとこの条約に加盟してないのは、
南スーダンとかソマリアとか、
要するに政府が機能をほとんど失っている国だけなんですよね
(187カ国、地域が加盟、非加盟国は日本を含めると11カ国)。
日本のような先進国で加盟してなかった、15年かかってようやくこれが成立できた、
というのは、この通常国会の本当に大きな成果なんですよ。
それから「性犯罪を厳罰化する改正刑法」と書いてある、たったこれだけですよね。
「数の横暴」だ、という所はこんなにあるんですよ。
これ、どれほど女性の悲願だったですか?これ実は
110年ぶりなんですよ。
何が110年ぶりかというと、刑法というものが110年前にできた。
その時から、この場合特に女性の方が性被害に遭った、と、例えば強姦された、と。
それを、本当は合意の上じゃないか、とか、本当は喜んでたんだ、とか、
犯人側は常にそういうわけですよ。
それなのに、女性側は、いや、合意してない、と、
わたしはすごく辛かった、心の傷になってる、と、
自分で言わないと、警察が捜査もしないというのが、
本当は刑法の性犯罪に関わる所に入ってたわけですよ(「親告罪」規定の撤廃)。
これ、誰が考えても女性差別じゃないですか。ていうか、性に対する偏見ですよ。
今や男性が性犯罪の被害者になるケースも前から増えていて、
こういうのを「親告罪」というんですね。
これを止めて、とにかく性被害の事実が確認できれば、ちゃんと調べます、
捜査もして、必要だったら逮捕もして起訴もする、と。裁判にかける、と。
それがこの「改正刑法」の眼目なのに、ひとっ言も書いてないんですよ。
僕は性犯罪というのは、本当に死刑でもおかしくないと思う。
どうしてかというとね、事件記者の時にとにかく僕のやり方は警察発表があったら、
警察の取材はそこそこにして、被害者加害者の双方に行く、と。
加害者の側もですよ。
つまり、加害者そのものはもう留置所に入ったりして、
なんとか話そうとした事もありますけれども、留置所のお巡りさんと交渉して。
これはもうこれ以上言えませんけど、棺桶に持っていく話もある。
でも、加害者に取材したのはゼロじゃない。
なにより家族、家族のご迷惑にならないように考えながら、
最初は怒鳴られたり、もちろん殴られたり、
(右頬を押さえて)この辺にパンチ入った事もあります。
(左上唇を指して)これ、刺された痕なんですよ。
色々記者時代に被害を受けてるんですけど、いいです、もうそれは。
別に死んでないから。
そうやって警察の発表を丸呑みするのでなく、現場に行くという事をやっていたから、
性被害に遭った被害者が、どんなに心の傷が深いか。
克服していくのに生涯かかるんですよ。
しかも、見かけよりもはるかに未成年の被害者が多いんですよ。
大人だったら女性でもある程度力のある人、特に今体が大きくなったし、
狙われるのは特に、この間の無残な事件もそうですけど、
ちっちゃな子が狙われるわけですよ。
そうすると、親にも言えない、友達にも言えない、先生にも言えない、
心の秘密のように自分が悪かったのようにずーーっと悩む人がいてですね
(・・わたしもです・・)。
それが親告罪て、どういうことですか?
それが110年間変わらなかったんです。それやっと改正したんですよ。
だから性被害に遭った女性が、わざわざ会見なさって、
世間の偏見を明らかに受けるのに、ちゃんとお顔を出して、
「わたし達の悲願が叶った」という事を話されてるわけです。
それがさっきの15年間出来なかった事(TOC条約加盟の道筋)と、
110年間出来なかった事が出来たんです。
これはだから、今通常国会というのは、95%がどうたら、という話でなく、
100年、或いは15年を超えて偏見をようやく打ち破って、
テロは被害に遭ったら人間がバラバラになって、内臓が飛び出す、目玉が飛び出す。
僕は現場見てますから。それがテロの被害ですよ。
それが起きてから(捜査を)やるんですか?いつもいつも。
起きないようにするのが当たり前でしょうが!
それがやっと出来るようになった。
それから、性に対する偏見を、ようやく、一部だけでもなんとか打ち破って、
「わたしは本当は合意がなかった」
そんな事を警察官に言える女性が何人いるんですか?それをようやく打ち破った。
そこをちゃんと評価しなくちゃいけないんで、
これは共同通信だけの問題、メディアだけの問題じゃなく、
政府の側も、今国会の、法が成立率95%だからと胸張ったりするから、
こういうおかしな考え方が変わらないんですよ。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法成立
このニュース、最後まで読んでもらっても付帯決議の事はひと言も出てこない。
僕はちょっとこれ疑わしいですね。これ、
女性宮家隠しじゃないかと思ってますよ。
もう1回言いますが、付帯決議というのは、法律は本体だけです。
そこに、法律は国会で決めたけど、政府に、これ関西言葉で言った方がいい、
「もう1個言いたい事あんねん」関西言葉で言うと急に柔らかくなる。
これ法的拘束力はゼロなんですが、そこにあり得ない日本語が盛り込まれてしまった。
自由民主党の妥協によって。
要求したのは野田元総理、民進党ですけど、妥協したのは自由民主党ですよ。
僕はこの妥協に反対です。自民党の国会対策委員会でもこれを発言しました。
なぜかというと、重大な事だからもう1回言っときますと。
具体的な例として、眞子内親王殿下がご婚約になる、という話からしますと、
眞子内親王殿下は、今、皇室の中の一員でいらっしゃいます。
今の皇室典範、皇室に関する法律の事を典範とうやうやしく申し上げてるだけですが、
この皇室典範によると、眞子内親王殿下は、ご結婚されたら、
それも相手が民間人でいらしたら、即、皇室からお出になる、という事。
という事は、眞子内親王殿下だけに着目すると、
今、世の中で多くの人がいってる通り、もったいないじゃないですか、と。
あんな素敵な皇女を、わざわざ皇室から出しちゃう事ないじゃないですか、とか、
或いは妹君の佳子内親王殿下が、また結婚されたら皇族の数が減って、
そのうちいなくなっちゃうんじゃないか、と。
秋篠宮家の悠仁親王殿下、男の子一人になっちゃうんじゃないか、と。
じゃあこんな膨大なお仕事どうするんだ、という話にすっと行くわけですよね。
ところがですね、この現状を、野田元総理とか、自民党の一部とか、
それからマスコミが何となくもう言ってるようにとすると、
眞子内親王殿下が民間人と、或いは、さらに今回関係ないですが、
やがてどなたかが
外国人と、仮に中国人として、中国人とご成婚されても、
皇室の女性が外と結婚されても、皇室の中に留まる、
つまり女性宮家をつくるんだったら、その配偶者も、
やがて生まれるかもしれないお子達も、みんな皇室の中に入るという事ですよね。
だから、(強い口調で)
やすやすと中国人が入ることが出来ますね。
もし結婚出来るんだったらですけど。
それから例えば、かつての日本史に時々現れたような、
皇室を政治利用して権力を握りたいと思う人が、とにかくいろんな事をやって、
皇室の中のお嬢様と、自分の息子なりなんなりを結婚させれば、
それはもう皇室の中にどっと入るんですよね。
さらに、その場合、女性宮家が出来た場合は、そのお子様が天皇陛下になられたら、
このお子様は、(歴代天皇を)辿れますか?
お父さんは天皇家ですか?お父さんは民間人か、外国人ですよね。
だから、
民間人か外国人による、新しい王朝が始まるという事ですよね。
これを
母系というわけです。
従って、何度も申した通り、
今までの宮家は、男性宮家、女性宮家という区別はないんです。
なぜかというと、ご
当主は全部男子男系だから。父系だから。
なぜか?
皇位継承者を確保する為に、その皇位継承は男女差別とか性差別とか関係なく、
さっきの親告罪と違って、この場合は性差別は一切無くて、
父方だとずーーーっと初代までたどれるから、それやってるから、
宮家は必ずご当主は男性なんです。
女性宮家というのは、(強い口調で)それを
全部破壊してもいい、という事を、
付帯決議とはいいながら、そこに盛り込んだという事で、
2700年近い、神話も仮に入れたら、入れなくても2千年を超える歴史を、
この国会で打ち壊したんです!
だから僕も罪は重いと言ってるんですよ。
僕は全身全霊で反対しましたけど、
やがてこれはこれから出る新書の中に、新しい書に詳しく書き込んでます。
全部ありのままに、僕にとって不利な事も全部。
でも1年生議員が同志の人々と一緒に踏ん張ったけれど、
ここに(付帯決議として)残ってしまったんです。
今後は、この付帯決議はこうやって隠されながら進行する、
記事にも出てこない、その裏の動きをえぐり出して、
それを虎ノ門ニュースで言って。
従って、虎ノ門ニュースは間もなくおとり潰しになるだろうけれども(笑)。
僕も品川の海に浮かぶわけです(暗殺覚悟?)。
(居島氏、ディレクター他、「いやいやいやいや」と慌てる)
心配いらんよ、ちゃんと泳いで(帰る)。殺したはずなのになぜか快適に泳いでる。
でもそこまで深い、
僕は陰謀説取らないのに、今回は陰謀有りです。
普段陰謀論言わない人間が陰謀を言うって事は、確証を僕なりに掴んでますから。
だから本当はものすごく重大なニュースなんです。
≪文字起こしここまで↑≫
・ ・ ・
性被害の克服といえば、
まあ、一応わたしも思春期の頃に受けた傷が心の隅に歴然と残ってて、
全然克服できてない。
これ、書いてる間も記憶がよみがえってきてすぐに心臓がドカドカしてくる。
何十年たっても表になかなか出せない、でも、
ひとりで心の中に閉じ込めておくには、とてもとても重たく、つらい過去。
なんて、わたしのことは今はとりあえず置いといて、
皇室典範改正法の付帯決議について、というか、
皇室について陰謀論ありだなんて、
青山さんは確実に、テレビでは言えない何かをつかんでますね。
身の危険を感じるほどの何かを。
あ、青山さんは常にご自身が暗殺の対象だと自覚してらっしゃいますが、
その種がまた増えた、ということでしょうか。
新しい書物の内容が気になります。
そして、ますます青山さんは日本になくてはならない方だと痛感しました。
関連過去記事:
「生前退位」は意図的リーク 6月12日の『虎ノ門ニュース』より