第5話 『選択』
愛する人間たちを救うために、
ピエロの言われるままにブレスレットをつけて走り始めた孝雄。
ピエロはオンライン上に「RUN60」というゲームを作り、
孝雄の走るシーンをアバターとして全世界に公開して楽しんでいた。
表面上は普通のゲームクリエイターとして愛する恋人と暮らすピエロ。
韓国から突然やってきた弟のホンギと共に平和な団欒を楽しむ。
その裏で何人もの人間を「リセット」している事などおくびにも出さずに。
命がけで走り抜けて第1チェックポイントをクリアした孝雄に
ピエロから恐るべき提案が告げられる。
「AかBのどちらかを選べ」
それは、恋人か母親かどちらか助ける方を選択する…
つまり、どちらかを見殺しにしろいう悪魔の提案だった。
女手一つで孝雄を育てた母親の喜美を助けるか、
共にダンサーとして夢に向かって走る恋人の美緒を選ぶか。
孝雄は苦悩の末に決断を下す。