おもいでのわだち



十数年前、私は何の変哲もない中学生だった。
正しく中2だった。

その頃、BANDやろうぜという雑誌を講読していた。
BANDをやる気など微塵もないのに、だ。
ここら辺もまた、中2だったのだろう。

その雑誌にはバンドによる投稿ページみたいなものがあった。
メンバーを募集しているだとか、○月○日にライブがありますだとか、
投稿内容は様々だったが、気になるバンドをそれでチェックするのが楽しみだった。

余談だが、テープを通販した数ヵ月後、
そのアーティスト?の母親から手紙を貰ったことがある。

「あなたが息子のテープを通販してくれたお陰で息子が大変よろこんでいます」
そんな内容の手紙とともに、切手がたくさん入っていた。

今も元気に活動しておられるのか、数年に一度くらい思い出す。



話が逸れた。

そんな折、カストリミウヂック通販の旨が書かれた記事を見つけた。

たくさんのバンドが載る中、なぜか目を奪われた。
無料または送料のみでテープを配っているバンドのみ着目していた当時の自分であったが、買わずにはいられなかった。
たしか800円分の切手を同封する形であったと思う。


届いて聴いてみると、それは今までに触れたことの無い音だった。
「ムーミン谷にはいけないよ」という歌詞に衝撃を受けたのは今も覚えている。

こんな些細な出会いからもう10年以上も月日が経った。

その間、音源も手に入る物は全て手に入れた。
グルグル映畫館と名のつくものは何でも欲した。
ライブにもたくさん行った。遠征もした。

エッセイ集のインストアイベントの時、初めて接するメンバーに緊張したのを覚えている。
健全なメンバーと客として触れ合えた喜びは今でも忘れていない。


グルグル映畫館が全てだった、そうは言えないと思う。
一期までは言えたと思うが、二期からはそうでもなかったのが事実だ。

でも天野さんに対しては人を凌駕する想いがあった。
天野さんがいたからこそのゲチストであった。

分かってもらえると思っていないし、分かって欲しくもない。



バンドマンが亡くなると、
「これから何を支えに生きていけば...」みたいな事を言い出すファンが必ずいる。

お前の人生はお前の人生だ。
自分の為に生きて、そして死ぬだけだ。
生きる意味や理由を赤の他人に求めるな、委ねるな。

今のお前を構成する要素として存在した、それだけでいいじゃない。



あっちでお元気で!系の発言も好きではない。
歌詞などを絡めて考えるのも違うと思う。
書き出したらキリがないのでやめるが。

誰かが亡くなったらこうしなきゃ、みたいなテンプレでもあるのかと疑うほど、
それはそれは悲しみのバーゲンセール状態にうんざりする。

哀しみを哀しみとして認識できて容易に声に出せること、それは時にしあわせかも知れないね。
切り替えのスイッチがONとOFFしかなければいいのにね。



心よりご冥福をお祈りします。
あなたは私の青春の大部分でした。
遂にrummy。
今日で最後かと思うと残念な気持ちになる。
ここまで全てがカチッとハマッたバンドは初めてだったから。


とりあえずセトリ。

01.SOUP
02.君の瞳に恋してる
03.HERO
04.アンドロメダ
05.BAMBi
06.キョンシーキョンシー
07.レイリーストーリー
08.L.H.O.O.Q
09.うたかた
10.ウイルス
11.第三惑星

アンコール
12.アンドロメダ(ルイミックス)
13.ピンポン(ラミックス)


1曲目から感極まって涙で視線が霞む霞む。
2曲目のカバーもラミーらしい仕上がりで良かったなー。

4曲目、ライブで聴くアンドロメダがやたらと格好良かった!
そしてMCを挟んで念願のBAMBiが!
最初に手拍子が入ってたり音源とはちょっと違って新鮮。
でもイエー!って部分もうちょい盛り上がっても...とちょっと思った。

6曲目のキョンシーキョンシーは力強いけど可愛らしい曲。
7曲目はあんまり覚えてないけどラミーにしては地味な曲だったような。
そしてお次は1stシングルのL.H.O.O.Q。
この辺でろい君いつまでベース弾くんだろ?とか思い始めるw

そしてちょっと長めのMC。
せう君の心情を切々と吐露してからの9曲目うたかた。
実にあざとい構成、泣かせにきている!しかしこれだけでは終わらなかった!
間髪入れずに10曲目のウイルス!そして更に!

「この曲を歌うのは今日で最後」
「最高の熱い夜にしてくれますか?」
「この地球でいちばん輝いてる時間をrummyにくれますか!」という叫びにも似た煽りからの、

「...聴いて、第三惑星」という一言で始まった11曲目の第三惑星。
この流れは反則でしょう。

そして本編が終わる。
さっさと捌けるひで君を見てちょっと悲しかったり。

それでルイのお二人を迎えてのアンコール。



本当に惜しいバンドが解散してしまった。
こんな良いバンドの最後が新宿FNVというのがまた微妙。

ライブ自体はすっごい良かったんだけど、
何ていうかメンバー間の不仲みたいなのも感じてしまってね...。
なんかケチがついた感じ。


でも楽しかったです。
最高のバンドでした、rummy。
短い期間だったけどライブに通えて良かった。
出会えてよかった。
心の整理を兼ねたレポ。
一つ一つを心に刻むように見てたので、覚えてる限り詳細に。

新宿FNVに辿り着くまでが最初の難関で。
何度も不安になりながらもバンギャさんの列を発見、近付く。
和気藹々としてる、これぞラミー感。

中は少し狭めの箱って感じで。
キャパ100人くらいかな?
神楽坂ディメンジョンよりも...って思ってしまった。



先ずはこの日、一日復活をしたルイ。
せう君・舞沙君・向史君rummyより前に組んでいたバンドです。

セトリ。
01.アザレア
02.青色モラトリアム
03.約束
04.ハナビラ
05.ハウリング・ピグス

自虐ネタを放り込みつつ「きもいかー?!」と煽るせう君。
しつこいくらいに「きもいかー?!」を連発。
そして奈緒君をホテルに誘うせう君。

史くんのゴロリの物真似のクオリティー(笑)
そして突然の片桐はいり...

ハウリング・ピグスではピコピコハンマーでせう君の頭を叩ける!
常連の皆様のフリが完璧でございました。


...rummyについてはまた今度。