こんにちは、ルミです。

 

遠距離に住む母は多系統萎縮症と診断され

病気の進行により無職となり

リハビリもできず

人とも会わず

1ヶ月家に閉じこもり状態

しょぼくれてしまった母をなんとかしようと

頼ったところ

 

 

地域包括支援センター

高齢者の困り事や心配事など無料で相談できる場所です。

私は実家の市役所に、母の住む担当地域の地域包括支援センターを電話で教えてもらい

 

「介護保険の申請」

「身体障害者の申請のお願い」

「母の家の不用品を持って行ってもらう業者の見積もり立ち会い」などを

相談しました。

 

 

訪問看護・訪問リハビリテーション

指定難病となると「特定医療費(指定難病)医療受給者証」を申請します。

これは主治医から書類を書いてもらい申請をして審査で認定を受けると

難病治療でかかる医療費を受給者証に記載されている金額まで自己負担し

それ以上の医療費の負担はかかりません(多分、、、)

 

この医療受給者証の制度、難病になって突然もらうので

うちは何ができるのかよくわからないまま過ごしてしまいました。

母は長崎県に住んでいるので、

私は長崎県国保・健康増進課に電話でどういう制度なのか教えてもらい

そこで「訪問看護・訪問リハビリテーション」を記載されている金額まで

払わなければいけないが、それ以上かかる場合は金銭の負担なしで

サービスを受けることができる。ということを

教えてもらいました。

 

インターネットで母の住む近くの

訪問看護ステーションを探して

電話をし、健康状態と年齢など

一人暮らしの母の状況を話して

訪問看護と訪問リハビリと

奇跡的にすぐ動いてもらえることになり

現在もとてもお世話になっています。

 

 

地域包括支援センターも訪問看護ステーションも

「これをやってほしい」ではなく

母の現状をつたえ「ここが困っているんですが、何か方法はありますか?」

と相談ベースで話をしました。

 

やってもらえることに期待はせず

一つでも状況が変化できればと

藁にも縋る思いで

相談していたのですが

 

 

支援センターの方も

訪問看護ステーションの看護師さんも

すぐに対応していただいて

母の状況は

すぐにいい方向へと変わりました。

 

母の電話の声も明るくなり

リハビリも家でやれるようになって

毎日看護師さんが家に来てくれることで

母はとても前向きになりました。

 

 

そして、毎日福祉車両が

家に止まることで

母の友達達が

母の異変に気付き、

心配して訪ねてくれるようになったのです。

 

 

難病に限らず

高齢者が今まで出来ていたことが

出来なくなって

困ったことになったとしても

福祉関係の支援をお願いすることに

抵抗する方は多いと思います。

 

「まだ、そんな年じゃないから」

「年寄りあつかいしないでよ~」

「仕事もできるんだし、私はまだ大丈夫よ」

 

 

支援を受ける本人が

それを拒むことはあったとしても

家族として

何か支援をいれたほうがいいかもと

思ったときは

話をして相談してみる。

福祉の支援を受けることができれば

もしかしたら、今よりいい方向へ

変化するきっかけになるかもしれない。

 

支援を受ける本人も

その家族も

生きることに

少しでも疲弊しないように

困ったときに

誰かに助けてということは

とても大切なことだと感じました。

 

 

それと地域包括支援センターでは

支援を必要とする本人に

相談したことを話さないでほしいと

お願いすることもできます。

私は一人暮らしの義父の飲酒問題

(夜ごはんを食べず飲酒して寝てしまい

低血糖で何度が倒れたことがある)を

本人に内緒で相談したことがあります。

そのあと、義父にわからないように

心配ごとの対応をしてくれました。

 

 

病気の進行が進むと

たくさんの方の協力が必要になってくるし

一人暮らしは継続できなくなってくるけど

慣れ親しんだ場所で

出来る限り

母らしく

今を生きてほしいなと思っています。

 

2023年10月の現在でも

母は訪問看護士や理学療法士、ヘルパーさん

そして、お友達に支えてもらいながら

長崎で一人暮らしをしています。

 

ちなみに弟の住む福岡行きは

母が今の家から離れたくないと言って保留となっています。