8月15日19時30分新宿発富士山五合目行きのバスのチケットを買ったのは13日の昼
13日になったばかりの丑三つ時、16日の友の誕生日を御来光で祝うべく、二人っきりの初心者富士夜間登山の計画が立てられた
バスが富士山のどの五合目に着くのかさえ調べない!
Tは15日は17時まで仕事。私は15日は昼間からBOSSの家でBBQ
これはあくまでも結果だが、あたしは前日朝四時近くまで呑むっつう自己管理不足
こんな状態でいきなり登って頂上で御来光見れたらカッコよくない?
我々二人にとって、登る理由はそれだけで充分!
しかもTは16日が誕生日!
この上ない最高のバースデーにするべく周囲に無理だと言われながら何の不安もせず、とうとう14日の夜!
最終打ち合わせをしにTが店に来た

そこへ最近よく来る大学生T(以後、大T)が御来店。
「俺たちはパイオニアになりたいんだよ
」という訳の分からない10歳年上の話を聞いて15日に日付けが変わる頃、大Tが立ち上がった!「自分も行きたいんで連れてって下さい
」上には上がいるもんだ!
出発から24時間切った所でまさかのパーティーが一人増えるっつう面白い展開!
誰に話しても散々笑われてきた我々の夢の富士登山に心打たれた若者がこんなに近くにいるなんて

出発までの時間を各々過ごし、大Tは我々と同じバスが取れず二時間前に富士山五合目で我々の到着を待つ!
到着したのは22時前!
本来ならここで一時間ほど高所に身体をならしておくらしいのだが、22時間半には遅くとも出発しないと山頂での御来光は無理そうなので強行出発

スグに体に異変を感じたが、「気のせい」もしくは「樹の精」だと己を騙し吉田口から登山開始!真っ暗の中ヘッドライトの明かりでまだ見ぬ富士の頂きを想像しながらせっせと歩く。
日頃の運動不足、不摂生、寝不足、昼間からの飲酒による身体への負担は想像以上。
でもその位のハンデがある方がマゾヒズムに火がつきます

景色はほとんど見えないが夜景や流れ星、月が近付いて来る感じ、どれも今まで感じた事が無い。
正直、八号目までで体力の限界

残りはカッコイイと言われたい下心みたいなもののみで登頂!
辺りが明るくなり始めた4時頃、山頂まで残り少し、でも急がないと間に合いそうもない

Tが僕の身体に気をつかって御来光は山頂じゃ無くてココでみようかと聞いてきた。
極限の状態の僕から出た言葉
「とにかく山頂を目指そう」
今考えてもなぜ言えたかわからないが、そこから行列無視して我武者羅に岩をよじ登る男三人のラストスパート

その結果がこれです
達成感。
これを実感したのは初めてかもしれない。
下山で起きたミラクルはまた次回書く事にして
今回の強行富士登山に参加したパイオニアパーティーの登頂直後のギリギリの状態の写真で紹介。
T
お誕生日おめでとう。
最高の誕生日を共に過ごせて嬉しくおもいます

大T
常に笑顔でいてくれたおかげであたしは登れましたよ!ありがとう

あたし
共通点は皆八月生まれ!
最高のプレゼントを富士山からもらった
またこの三人で何か楽しい事をやってみたいです
iPhoneからの投稿



































