M.D.M.S 2年半ぐらいぶりの新作EP
The Cemetery Of a Spree Killerが10/26全国リリースされました!!
今回はミニアルバムですが、前回のが1stアルバムなので、実質2ndという事になります。
前作からメンバーも変わってませんし、レーベルも変わってませんし、エンジニアも同じです。何ならアートワークチームも同じです。
既に全国各地のお客様方から、GETしたよー!とか、どの曲が好きとか、サウンドについての嬉しいご感想や、レビューなども書いて頂いて、、、
なんかもう…
(´;ω;`)ブワッ
直近で大阪主催ツアーや、初めてのワンマンライブも控えてるので、ここで早くも感無量になってる場合じゃないのですが
感無量(´;ω;`)ブワッ
とりあえず2ndを無事に世に送り出せたというのは私にとって大きな進歩です。勿論M.D.M.Sにとってもです。
感謝(´;ω;`)ブワッ
今回は5億年ぶりのblogになってしまいましたが、簡単に私からの曲解説を、物凄く偏った曲解説をお届けしたいと思います。
M.D.M.S NEW EP
The Cemetery of a Spree Killer
通称セメスプ。
意味は「とある大量殺人鬼の墓地」ジャケットのアートワーク、すごく意味深な感じの仕上がりでとても気に入ってます。
前回の1stアルバムの時のジャケットは「ゴッサムシティのヴィラン」がテーマだったのですが、今回はアー写、衣装テーマなども引っくるめて「アンブレラ社とM.D.M.S」
廃墟地区、ゴーストタウン、というジャケットテーマだったので、世界観の指定をしてデザイナーのAnettに仕上げて貰いました。
私はデトロイト的なゴーストタウンを頭の中で思い描いてたのですけど、Anettはハンガリー人なので、思ったよりヨーロッパ!!な仕上がりになりましたが、これはこれで私には無い発想なのでとても面白いなと感じました。
私の考えた世界観のイメージに、Anettの感性が混じって、見た人によって色んな見方が生まれそうな意味深なジャケットになったと思います。私はそういうのが好きなので、、、
つまり満足だよ!!
(´;ω;`)ブワッ
では私による非常に偏った曲解説始めます。
vo目線なのでそこは許して下さい。
1.Unsolved (アンソルヴド)
オープニングSE。とってもダークなインダストリアルなサウンド。
今までLIVEの登場SEで使ってた「Code:Black」も実はM.D.M.Sのオリジナル曲でしたが、これって音源化されてたっけ?(゚∀゚)忘れました。あ、されてなかった!
今回はSEごとパッケージして、LIVEでのっけから是非テンション上がってくれ!という魂胆です。
エンジニア宅から急ぎの帰り際、ハンドマイクで急いで一発録音した私のスリーカウント、自分でも気に入ってる。
「ええええー今録るの!?嘘ー!?じゃあやるー(゚∀゚)」のノリで上手く行った時の快感はこの上ないです。
2.Seven Deadly Sins(通称7シン、もしくは7つのしんちゃん)
邦題〜黙れクソビッチの歌〜
このEP用に作られたリードトラック。激しめ。
もはやメロディと歌詞の仕上げはレコーディングしながら作りました。
ドラムRECの時(仮歌の時)半分も完成して無かった様な(゚∀゚)
タイトルの意味は「7つの大罪」なので、“マミヤと7つの大罪”が主題だったのですが、パーツの多い曲だし、Aメロの箇所が知らん間に増えてたので、“マミヤと12個くらいの大罪”になってしまいました。
歌詞がツメッツメで早口多い曲なので、口の体操をする為に、Vo.REC中は終始トラ●プ大統領のスピーチのモノマネしてました。エンジニアが吹き出してました。
この曲のラストサビ前のコーラスアレンジと、虎の鳴き声かな?というスクリームは自分でも凄く気に入りました。個人的に全然やった事のないアプローチです。
これはVo.RECで一番ラストに録った曲なので、一番尻上がりの良いコンディションで録れたかも知れない。
サビメロとサビ歌詞は制作段階で割と早く出来上がりました。
寝言の如く自然に出て来ました。シャラップビッチ。
レコ発でも言った様に、決して大声で歌って良い言葉ではありません。音楽評論家に黙れなんて言っちゃいけません。決してみんなで歌っちゃいけません。
さぁみんなでご一緒に!!!黙れクソビッチ!!!(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
3.Serial Killer 邦題〜連続殺人鬼〜
LIVEでも随分前から披露してた曲です。あまりにも80年代王道HR曲になりそうな流れだったので、これをどうM.D.M.Sらしくするかは結構私にかかっていた気がします。
オケ半分ほどの完成段階で「頭の中で、ハーレーに乗ったムキムキの革ジャンにバンダナにタレサンしたオジサン達が、テキサスからLAに向かって150人くらいで滑走してるんだけど、どうしたら良い?」と言う不思議な悩みが生まれた曲w
王道ぽい事そのままやるんじゃなくて、ちゃんとM.D.M.Sの作品として消化する。
やはり誰かやったモノではなく、オリジナリティが欲しいので。
全部ありがちな王道展開にする方が意外と楽なもので、(昔のHRなら絶対こういう事する!っていう正解や前例のテンプレがたくさんあるので)脳内に生まれたハーレーのオジサン達を30人程度までに減らすという大変な作業をしました。
これの歌詞はソッコー出来ました。アメリカの某ポップシンガー、テイラー●ウィフトが元彼への恨みつらみを描いてるなら、私は「葬るリスト」をよく描いてます。
笑顔でナイフを持って追い掛ける女が主人公。日本語訳の歌詞も珍しく女性人称になってます。
「背後(から刺されない様に)に気を付けるか、ケツ(を掘られない様に)に気を付けな」という決め台詞は非常にお気に入り。
何度でも言いたくなります。なのでラストもこれで終わります。
こういう歌が実際の犯罪を減らすんです。多分。きっと。
実際腹立つヤツを戒める前にこういうのを明るく歌ってみましょう。
少し怒りが調和されて平和になります。多分。
4.Say My Name(通称、精米)
放題〜俺の名を言ってみろbyジャギ様〜
これもEPの為に作られた曲。
制作段階では割とシリアスな曲だったので、私もそのつもりで歌詞とメロを作っていたのですが、途中でリズムパターンが物凄く変化し、非常に明るくポップな曲に。
だけど歌詞はそのままに、ブラックジョーク風味にしました。
「Say My Name」は実は北斗の拳のジャギ様の名言では無く、スーパー名作洋ドラ「Breaking Bad」の主人公ウォルターの有名な台詞から。
いつかこのドラマを題材にした歌詞が描きたかったので念願叶いました。
癌に侵された初老の主人公が「神のドラッグ」を制作し、家族の為と金を荒稼ぎし、転落して全てを失う話なのですが、何とも爽快な初老のダークヒーロー。
内容もハッピーエンドでは無いけど、非常に爽快で、ブラックジョークが心地良いです。
ウォーキングデッドより面白いです。ドラマはこれが一番好きです。あとは何故かフレンズが好きです。 私はアンジーよりアニストン派。
話が逸れましたが、この曲のコーラス録りは死ぬほど楽しかったです。
サビのコーラスで遊びまくってるのが分かるはず。このコーラスがボツにならずにCDに入ったのは凄いw
聴き手がどう思うか、メンバーすらどう思うか分からないアプローチをやってみた訳ですが、間違いなく国内のHR/HMの歌い手はやらないだろうなっていう。
だってこれはアメリカのティーンポップの歌手とかがよくやる手法だから!!ww
ギターソロは一番これが好き。かなりトリッキーだけど、キャッチー。
「ネズミの競走に聞こえるね」としんちゃんに賛辞の言葉を送りました。
5.Pull The Trigger(通称プルトリ)
これもLIVEで以前から披露してました。
一番オルタナちっくな曲。この曲の雰囲気のモデルは意外とマリリンマンソンと言われる事が多いですが、実は全く違います。実はUKロックの影響が出てます。
凄く私好みでかっこいいリフが生まれてたので、メロは絶対メロディアス&キャッチーにしなきゃじゃん、というプレッシャーと責任感がありました。
一回メロ作ってボツにして、確か最終的に歌詞と同時に仕上げた様な。
これが出来上がった時は、長年やりたかったもの、作りたかったものがようやく形になった気がする!と大満足しました。大変だったけどね。
実はこの曲の歌詞の内容は、前作のアルバムに入ってる曲「Black Widow」の続編的なポジションなのです。
Black〜は前のバンドから引き継いだ古い曲で、5回くらいのアップデートを繰り返してやっと1stアルバムで完成したものです。(シングルとアルバムもテイクが違います)
なのでBlack〜は10年くらい前に私としんちゃんが作った古いもの。
あの当時、まだクソガキだった私が身近な人の死を始めて体験して歌詞を作ったので、“何百年経っても死なずにここで生まれ変わりを待つ”という感じの内容でした。
で、それの続編的な歌詞を書いた今回のPull The Triggerは「あれから10年」と言ってます。
あの死を経験してからまさに10年経過したので、少し大人の目線から。
タイトルはそのまま、“引き金を引け”という意味ですが、良い思い出も悪い思い出もあまりにも引きずり過ぎて依存すると、がんじがらめになって前に進めないので、過去は過去として受け入れて乗り越えて行きなさいという意味合いを込めて、“過去を撃ち殺せ”という自己メッセージ。
Black〜は始めて身近な人の死を体験した事を歌ってますが、クソガキのうちにこれを歌うには早過ぎたかな、背伸びし過ぎたかなとも思いました。何度もRECして、何度も曲も作り直しましたから。
今回のプルトリもまた同様で、過去を第三者目線で受け入れて前に進むにはまだ成長が足りないのかな、というほどRECでは苦戦しました。
今回のEPの曲で一番苦戦。
エンジニアに「全部一緒に聞こえるwww」と言われてましたが、案外こだわりなんて本人しか分からんそんな所です。
スクリーム的な箇所は大変そうに聞こえるらしいですが(マヨいわく大変そうと言ってた)、案外何回やっても不思議と全く同じものが録れるのでソッコー終わります。
という訳でM.D.M.Sの実質2nd的なEPの「The Cemetery Of a Spree Killer」通称“セメスプ”の、個人的な超偏った解説でした!!
1stのTotally Fucked Upから、メンバー全員随分成長したなと言われて驚いておりますが、こういうものって自分達では意外と全く分からないものです。
私達は一般受けしそうなバカテクも無いし、泣きのメロディも取り入れてないし、流行りの音楽も、超王道も何もやってない。
ついこの間、マミヤ生誕祭で前身のバンドの時の10年ほど前の音源を特典で差し上げましたが、聞いての通り私達の核(コア)にあるものは何も変わってません。
10年前のクソガキ当時の音なんて、普通は自分達であまり出したがらないモンですが、別に私達は大きく目指してるものが変わった訳でもないし、過去の自分達を恥じるでも無い。
すんげぇ若かったなぁー、クソガキだったなーって思うだけで、別に黒歴史じゃない。だって今も昔も根本は変わってないのです。
ただ、自分達の好きな音楽をやって、より理想の自分達に近付く為に、理想を極める為に進化を目指してる事は何ら変わらないのです。
1stアルバムと今回のEPの大きな違いと言えば、「Totally Fucked Up」は半分はM.D.M.Sの曲で半分は前のバンドの時のもの。
今回の「The Cemetery Of a Spree Killer」は全てM.D.M.Sの最新のもの。
以前よりも我々の理想とする感性図にちょっとでも近付けているのなら、それは非常に嬉しきこと。
それを多くの人々に「良い!」って言われるのがこんなに嬉しき事であるとも改めて感じられました。
CD一枚出すのって、とても労力とお金とお金とお金とお金がかかります。あとお金ね。
でも誰かがそれを喜んでくれるなら、出して良かった、また頑張ろうと勇気が貰えます。
皆様に本当に感謝です!セメスプ、これからも楽しんでくれたら何よりです!
タイプの違う5曲、されどどれもM.D.M.Sらしさが集ってる5曲です!!
皆さんのお気に入りになる曲があるといいな!!あったらガンガン教えて欲しい!!(゚∀゚)(曲が増えたからセトリ作るの大変になる)
今回もご予算の都合で日本語訳を載っけられませんでしたが、CD内のブックレットに載ってるQRコードから全曲の日本語訳見れます!
前作のアルバム「Totally Fucked Up」も同じく日本語訳はQRコードで見れます!!
前回のは発見出来なかった方が多かったようで、今回はデカデカと載ってますw
是非チェックして貰えると嬉しいです(゚∀゚)
私が作る歌詞は全般的に卑屈です。
苦労知らずの女が厨二的な感じで言ってるんだ〜と思われるかも知れませんが、本当に人格が崩壊するほどのクソみたいな思いやクソみたいな生活の経験、人を心底憎んだ事があったり、実家が崩壊寸前まで地獄絵図並みにめちゃくちゃになったりと色々ありました。
だから若くして一度バンド辞めて引退してるのですが。
復帰後は給料未払いのクソ経験も何でも歌にしました。そうする事で何となく自分の中で消化出来るのです。辛い出来事も割と笑い話に変わります。
つくづく今、笑って過ごせる様になって良かったなぁと思います。
もう2度と笑える日なんて来ない、と何度か思いましたが、本当に明けない夜など無いのかも知れません。
人をどれだけ憎んでも、それでもまた別の人に助けられたからこそ、今もこうして生きてますし、無事に音楽もしてます。(某インタビューでも言いましたが、強制的に戻されましたw)
捨てるクソあれば、拾う神(友や仲間)ありです。
男問題とかじゃありませんよ。そんな可愛いもんじゃないです。そんなものは簡単に捨てれます。私は優しくありませんし、いい人でもありませんから。
血の繋がりのある人間との問題や金の問題だけは、私の力ではどうにもならずに大きな心の傷になってしまいました。未だにそれは完治しませんが、だからこそ、ひでー歌ばかり作るのです。
綺麗事の歌はこの世に他にたくさんあるでしょうから、それは心の綺麗な方か、綺麗事が得意な人に任せます。
でも案外、みんな喜んで放送禁止用語を一緒に大声で歌ってくれるので、きっと大勢の人がクソみたいな経験や理不尽な事を経験しながら、それでも一生懸命生きてるんだなと感じます。
仕事でのひどい境遇やひどい暮らし、親の病気や自身の病気などどうにも抱えきれんものとかね。
そう、案外私が経験している事は、同年代の友達やバンドマンよりも、M.D.M.Sを応援してくれるリスナーやファンの方々の方が多く経験してるように思います。
みんなそれぞれの事情や悩みを抱えながら生きて、その中でM.D.M.SのLIVEやCDを楽しみにしてくれてる。
それならば私もやって良かった、音楽に戻って良かった、と心から思えます。感謝です。
そんなM.D.M.Sの
◆LIVE schedule◆
◆11/3(土)大阪心斎橋Bigtwin Diner SHOVEL
M.D.M.S初の大阪主催&レコ発!!
"STONE COLD KILLERS〜大阪編〜"
act M.D.M.S / AZAZEL / e:cho / LIPSTICK / Sighnool / AKKO MACHINE(O.A)
and DJ:KOBAS
2度目の大阪上陸にして初主催…!!
凄くビクビクしてますが、でも楽しみ!!
O.Aも含めて2ステージ出ます

◆11/24(土)吉祥寺クレッシェンド
M.D.M.S 1stワンマン いい尿の日!!
現在ワンマンプラン猛計画中。
いつもと違うステージ(フルMDMS Ver.)でお届けする予定。
初めてお届けするフルなM.D.M.S完全体です。
オリジナルチケット、物販にて販売中!!
その辺歩いてるM.D.M.Sメンバーからも買えます!!予約も超待ってる!!
◆12/23(日)吉祥寺クレッシェンド
◆1/26(土)吉祥寺クレッシェンド
※チケットのご予約はこちら↓
その他twitterのDM・リプや、Facebookのコメントやメッセージでもお待ちしています!!
◆メディア情報◆
発売中の音楽誌【WeROCK Vol.067】にM.D.M.S全員のインタビューが2P掲載されております。
新作、The Cemetery of a Spree KillerのCDレビューも載ってます。WeRockさん本当ありがとー!
そして!今話題の音楽誌フリーペーパーGrindHouse Magazine Vol.109
トムモレローーー!!
こちら10/26より配布開始しております。
MamiyaとShinのインタビューが2P掲載されてます。バンドの結成秘話から始まり新譜までの動き、そして新譜に対する想いなど、熱く濃厚なインタビューとなっています。
配布店舗様をご確認の上、お早めにゲットを!
◆新グッズ◆
限定Tシャツ赤パメ子
ステージやフロアからMDMS Tシャツ着てる人見つけると非常にテンション上がります!!
爆上がり!!赤は目立つから特に嬉しい。
こちら限定なのでお早めに!!
あと、M.D.M.Sの物販にて細々とランダムチェキ¥500やってます。
これが!!!
売れなくて驚いている。
みんな発見出来なかった、や知らなかった、と言われますが、きっと見て見ぬふりかな?(゚∀゚)おやおや
本当は新作に合わせてMVを作りたかったのですが、まっっったく予算足らず、、、
だったので、多くのバンドの経費を支えていると噂のチェキを満を辞して始めたのですが
全然売れない(゚∀゚)すごい。
女性メンバーが居て、こんなにチェキ売れない人達いないんじゃないだろうか?(゚∀゚)
ランダムチェキ、こっそりやってます。
こっそり買ってやって下さい。
トレーラーご視聴こちらから↓