前説
魔王が専用マッチングアプリを使い、
勇者を集めようと試みる話。
魔王は人任せ気質なので、
アプリの宣伝も営業マンにさせるし、
マッチングしやすいように
魔王のアピールポイント(財力・容姿とか)も
営業マンに捏造させます。
で、魔王か家来が主役かと思いきや、
その営業(ピエロ)が主人公の作品です。
ゲーム性
街の人と会話することでフラグが立って、
新しい勇者をスカウトしたり、
ミニゲームを解放したりできます。
なにをするにもまず会話なので、
もう片っ端から街の人に
話しかけていくのが攻略方針です。
営業職は外回りと会話が肝だと
しみじみわかりました。
ミニゲームについて。
アピールポイントの捏造のために、
ミニゲームによって証明証を獲得する、
という流れです。悪い奴だ……
(財力の証明に、カジノで勝って
金貨証明証をゲットする、とか)
その内容は、技術的に凄い物だったり、
発想の柔らかさに驚く物だったり、
目の付け所に笑う物だったり。
どれもすぐ終わってしまいますが、
ハズレなしです。
作るのも遊ぶのも1番難しかったのは
「音ゲー」じゃないでしょうか。
タイミングを合わせてボタンを押す遊び。
最終的に連打ゲーにはなるんですが、
音ゲーを作ろう、と思いつきはしても
「ツクフェスでやるのは無理だな」と
諦めてきた範疇の音ゲーなんです。すごい。
本作の魅力はミニゲームだと思います。
どれも驚きと面白さがありました!
ストーリー
タイトルからしてコミカルかと思ったら、
実はそんなことは無かった作品。
話が難しいというか、
あえて説明を多くしていないゲームで、
街人の台詞とか主人公の手記から
考察をさせるタイプでした。
ネタバレ注意
遊んでいくうちに、
けっこう込み入った事情がある
世界であることがわかってきて。
「魔王城」と言いつつ実態は一個の企業で、
魔力エネルギーは世界にとって利もあるので
社会的に存在を許されているんですが……
そもそもスタート地点が
スナック感覚で勇者の命を奪いたい
魔王の話ですからね。
エネルギー施設の爆発事故で
被害者が出てたりもして、
認めることができない側面もあります。
魔力で得してる人、魔王に憤ってる人、
魔王にも勇者にも無関心な人……
いろんな立場の人がいます。社会派か?
そこにきて主人公の行動、過去、
存在意義はあやふやです。
だんだん明らかになるかと思いきや、
最後までスッキリせず終わる感じでした。
(個人的に考察したのは、
主人公は事故の影響でやや魔物になってて、
それをキッカケに同じような被害者の遺思が
聞こえるようになり、気が狂って、やがて
それに操られる道化になってしまったのかな、とか。
でもそれだとマッチングアプリの営業になって
次々と被害者を生んでいくことに
道理が立たないしな、とも。)
強引に解釈すれば、
『魔王は主人公という勇者と
マッチングして負けたのだ』
というオチにも捉えられました。
ストーリーも『世界のその後』とかで
綺麗に締まるわけではないので、
ミニゲームがメインのゲームなんだなという
印象が残っちゃってます。
特にエンディングの意味が伝わらなくて。
"考察させること"と"話をまとめないこと"は
別の問題ではないか、とも思います。
もっともわたしがお馬鹿さん太郎なだけで、
伝わる人には伝わったのかもしれません!
プレイヤーの知能に評価を委ねる
タイプのゲームかなと感じました。
ネタバレおわり
挑戦的、試験的な内容で
たいへん面白興味深かったです!
制作お疲れ様でした👋
△ファンアート描きました!

